登坂家の日常。。。6

6-24 ページ24

「わっ誰？」



結局 干物女"汚(お)"真理は そのままソファで胡座かきながら ビール…何本飲んでんだよ



そりゃ帰ってきてこんな真理いたら
広臣もビビるわ



広臣にそう言われても"シカト"な女



その後ろから来た翔太も



「うわっおまえどした？」



それもシカトで


中断していた夕飯の支度をしていた私の方見たと思ったら



「A〜
カレー食うか」



何言ってんだよ


と…


すーっと影が見えて



「真理。ごめん
今回は俺が悪いから
翔太は何も悪くないから。怒んないで」



必死に真理に謝ってくる



「あーら
達也くんも来たんだ
お家で美佳ちゃん待ってんじゃなーい」



嫌味ったらしく言う私に
気まずそうな顔するけど



美佳ちゃんにバレてないか心配なだけだろ
アホが



「っつーか
達也が謝ることじゃないじゃん

別に一緒に行ったわけでもないし
俺は会ってないけど、偶然あっちで会っただけだろ

Aもいちいち事件にして騒ぐな」



へーそうきたか
"俺は会ってない"は強調しやがって


広臣は何も知らないくせに



「別にそんなのはどーでもいいの
あたしが言いたいのは…」


「いいよ。A」



私を止めてきた真理



「もういいから

ただ一言

別れよ翔太」



ありゃー
言っちゃったよ



「だからーなんでそうなっちゃうんだよ」



目を吊り上げてる広臣


翔太は顔色変えず真理見てる



「広臣。私たちは黙ってよ

ただね翔太。これはあくまでも私の意見ね」



そう言うと
翔太はこっちに向きを変えて



「別に誰と遊ぼうがどこで遊ぼうが、家庭を忘れなきゃそんなのはどうでもいいの

いいんだけど、子供のこと言ってくる女ってどうよ

正直、昨日や今日知り合った女にそこは言われたくない

それに、子供ができないのは真理が悪いわけじゃないじゃ

あくまでも相性、タイミングの問題でしょ

だったらお前が翔太の子供作んのか？って話

もしそこまでの話になってるなら私は何も言わない

あとは翔太と真理。2人の問題だから」


「えっちょっと待って
話が見えないんだけど」


「だからー
広臣には私から説明するから

さっ 達也くんはさっさと帰れ

で 翔太と真理は今ここでちゃんと話する

広臣と私はー
コンビニでも行ってこよーか」


「おっおー」

6-25→←6-23

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す