登坂家の日常。。。6

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「大丈夫か？」



首を横に振る



「ほら
ちゃんとつかまれ」



よーく考えたら
私は妊婦


よーく考えなくも
私は妊婦



なのに
風呂場でいたして


イった瞬間 目が回って
くらっくら



中に入った時ムッとしたから嫌な予感はしたのよ


それでもいつものように激しくはなかったのに


もっと頑張れると思ったのに


体力が落ちてるからか
ただ妊婦だからか


どっちにしても
妊娠中 浴室ではやめといた方がいいみたい







「わっ冷たっ」



ベットまで運んでくれた広臣が冷蔵庫の中の水のペットボトルを出してきて、ほっぺに当ててくれた。


不意打ちでビクっとなったけど



「でも気持ちいー」



火照った顔に冷んやりとしたそれがちょうどよい



少し落ち着いてきたから
起き上がってその水を一気にゴクゴクと飲むと



「はー生き返る」



身体中に水分が行き渡り
ほんとそんな気分


そのペットボトルを私から取って
半分くらい残ってる水を一気に飲んだ広臣も



「ほんと生き返る」


「ねー」



広臣も死ぬ寸前だったらしい
思わず笑い合った









動く気力もなく
そのまま何も纏わず寝の体勢に入る



いつもの広臣の抱き枕状態で
後ろから抱えられ脚絡ませあい


広臣の手が守るようにお腹にくると
なぜかほっとする



もうこれが定番スタイルで
こうじゃないとよく寝れない気がする



昔は人と寝るのさえ嫌で
引っ付いて寝るなんて以ての外で考えられなかったのに


和樹とも「おやすみ」ってお互い背を向けて寝てたくらいで


広臣とも最初はそうだったのに
習慣って恐ろしい





「ん？」





後ろからピクピクとおしりに感じるブツ


えぇーっ
こいつまた元気になってる


もう呆れるより
感心する。尊敬するよ。





「ねーえー
あたしたちってほんと凄いと思わない？」


「なにが」


「えっちの頻度」


「確かに」





妙に納得する
えろ旦那





「私さ。この前
今まで何回やったか考えたんだよね」


「さすが暇人」


「あっそれ言う？言っちゃう？
私だって、好きで暇してるわけじゃないのに
私だって……」


「あーうそうそ
ごめん。変な意味じゃねーから
気にすんな

で何回だった？」


「わかんない
でもね。毎日1回やったとして1年365日計算で12年だから 4千いくつかじゃん」


「おー俺って
すげー」





たしかに
あんたすげーよ



凄すぎるよ



まじ神だよ



ゴットだよ



ジーオーディー(GOD)だよっ

6-2　〜広臣〜→

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