登坂家の日常。。。

健ちゃんマコちゃん　〜広臣〜 ページ40

「きゃーマコちゃーん」


「……っ…うっ…Aさん…？…」



ったく
可愛い子にはすぐ抱きつくんだから



「おーいー
マコちゃん身体痛いって」


「そうだった…

大丈夫？マコちゃん」



マコちゃんの腕掴んで
身体のあちこちを見ながら聞くA



「はい大丈夫です」


「あー良かった〜」



それでまたマコちゃんに抱きついて
頭撫で撫でしてる


マコちゃんは"もも"か
おまえはママか


ほんとすぐフレンドリーに仲良くなれんのは相変わらずだな


マコちゃん
完璧Aに圧倒されてる



健ちゃん見れば…



目尻下がっちゃって



こっちはパパか








直人さん隆二たちは
今日の夜便で帰るって、ゴルフ終えてゆっくりする間も無く、慌ただしくさっき空港に向かって行った



健ちゃんと俺は明日の朝便だから
夕飯を食べる前に、ラウンジで酒でも飲もうって来たけど


昼間ずっと寝ていたマコちゃんが心配だったAは、マコちゃんの様子に安心したみたい









・









「マコちゃん
このケーキ美味いよ

はいっあーん」


「あーん

ほんとーうっまーい」



Aもマコちゃんも至福の笑顔で


そのまま……ビール飲むんだ


しかも飯前なのに、2人で競争するように、甘いもんたくさん取ってきてテーブルに並べて


普通、ケーキにビールは合わないと思うけど
そこが女子か？








「健ちゃん
相変わらずマコちゃん可愛いよね

でもよく健ちゃんに落ちたよなぁ
争奪戦激しかったのに」


「そうやな
俺もそう思うわ

そういう臣ちゃんも
マコ狙ってたんちゃうん？」


「俺はAいますから

それ言うなら岩ちゃんでしょ
マコちゃんのナース服の白衣の天使姿にメロメロになってたから

でもーマコちゃんは健ちゃんしか眼中になかったってわけやな」


「なんやそのえせ関西弁」





そう言いながら
Aとギャァギャァ言いながら
生ビールをサーバーから注いでいるマコちゃんを愛おしそうな目で見る健ちゃん





「マコー
ビールはそのへんでやめとき」


「えーまだ飲めるよ
今日は、Aさんとビール飲みながらいろんなお話するんだから

健ちゃんは臣さんと仲良くしてなよ

ねーっAさん」


「ねーマコちゃんっ」



すっかり姉妹のようになってるやん


しゃーねー



「健ちゃん
俺らは俺らでやりますか？」


「せやな…」


「じゃあ はい」



ビールジョッキを差し出せば



おっ



健ちゃん一気にいったけど…



大丈夫か？

もし…　〜広臣〜→←Darling

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す