登坂家の日常。。。

ワイフズミーティング ページ25

「えーっ
涼子さんって助産師さんなの？」



素っ頓狂な声を上げて


わーぉ
広臣に睨まれた


そんな顔しなくても
私は大人しくしてますよ





すべてがアメリカンサイズの料理をなんとか平らげ


いつも翔太や真理たちといる時のように
みんなに笑われ


私のどこに笑いの要素があるのか謎だけどね


今さら猫かぶっても手遅れだから
いつも通りいこーっと





マコちゃんの健ちゃん王子様発言で
健ちゃんとマコちゃんの動向も気になりつつ


確かにかっこよくて王子様なんだけど


マコちゃんが料理を取り分けようとすると、健ちゃんが全部やっちゃうし


ビール飲んでれば、マコちゃんはまだ大丈夫って言ってんのにジュースにしろとか言うし


トイレだって一人で行けるか？なんか言っちゃってるし


やっぱりパパだよ
でもマコちゃんが可愛くて仕方ないってのは
よーく分かった





それから
女子は女子で話をしたいって香織ちゃんが言いだして


私の隣に香織ちゃん、マコちゃんの隣に涼子さんが座っての
三代目ワイフズミーティングが始まった


男子は、男子で相変わらずのわちゃわちゃぶりで
臣子が彼氏を隣に座らせて、べったりなのがちょい気になる








香織ちゃんと直人さんは付き合って1年ちょっと
今年は仕事をセーブして花嫁修業するんだって


だからと言って、直人さんとはまだ結婚話は出ていないらしい





そして
あまり話をしていなかった涼子さん


香織ちゃんとは今日一日一緒にいて、すっかり仲良しになっている


歳は隆二くんより1つ上だから、私や広臣や香織ちゃんの1つ上ってこと


ふんわりとした雰囲気で小さくて可愛いくて
とても年上には見えない


けど


トイレに行った隆二くんが戻ってくるとハンカチを渡してあげたり


さりげなくビールをついであげたり、しっかり者の姉さん女房って感じなのかな


こっそり見てたら、ビールを結構飲んでるからお酒は強そう



知り合ったのは
涼子さんの妹と隆二くんの友達が結婚して、その結婚式でだそう


その涼子さんの職業を聞いて
変な声が出ちゃった私



「じゃあ
不妊の事とかにも詳しいんだよね？」


「んー医者じゃないからそこまでじゃないけど、少しはね

もしかして悩んでるの？Aちゃん」


「私じゃなくて、友達がね」



なぜか自分って言えなかった


まぁ私の場合、結婚してまだ1年たってないから
1年過ぎても出来なかったら、本格的にいろいろと考えてみようって思う

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