登坂家の日常。。。

アイラブGUAM ページ19

う…
グアムの日差しをナメていた


数時間前まで「寒い寒い」言っていたのに


これじゃ日焼け止めをしっかりしないと大変な事になりそう


あたし
紫外線には勝ったためしなくて
何も塗らず焼きすぎて、熱出したことあるから



それに
私は夫婦仲良く楽しくゴルフやりたいだけで
プロゴルファーになるつもりもないし、迷惑かけない程度のそこそこ出来れば、そこまで本気でやるつもりないんだけど


な…





貸クラブあるし、身軽で来るつもりだった私
それを「自分のクラブに慣れないでどうする」と広臣に言われ


重たいゴルフバックを担いで
さっき到着したグアム


それも現地集合って日本かよだし


確かに3時間ちょいの渡航時間で近いけど、一応アメーリカなのに


ちょっとそこまでゴルフやりに行きます感は否めない


やはりあちこちの海外に行っている人たちの考え方は違うわな


もはやグアムは海外の域ではないか…





さすがに8人同じ飛行機は無理だったらしく、カップル別々の飛行機で、直人さん隆二くんたちは、違う飛行機で昨日の夜中に着いていて、健二郎くんたちは関空から私たちより少し早く着いたみたい





ホテルのチェックインを済ませ
直人さんの部屋に集合だって行ってみると
全員揃っていて



「皆さま
明けましておめでとうございます
今年も宜しくお願いします」



とりあえずの新年の挨拶をすると



「それじゃあ
みんなこれに着替えてー」



直人さんから全員に渡される黒いTシャツ


当然、直人さんセレクトのお洒落なデザインのかと思いきや



《I♡GUAM》



って？


これ全員がお揃いで着るとか
ギャグでしかないでしょ


それにはしゃいで
喜んで着替えるJSBゴルフ部のみんな



ただ…



「何おまえボーっと見てんだよ」


「へ？」



広臣に言われたけど



「ああ…ギャルとえろえろお姉さんは？」



広臣の耳元でこっそりと呟くと
なぜかニヤニヤとされるだけ



だって



健二郎くんの隣には
スレンダーでハーフのようなはっきりとした綺麗な顔立ちの、どこがギャルやねんなお嬢さんに


隆二くんの隣には
落ち着いたふんわりとした雰囲気の、どこがえろえろお姉さんやねんな人がにこにことしてるんだもの



これ騙された


ジロッと広臣を睨むと「べー」と舌を出された


私たちがそんなやり取りをしていると



直人「よーし
これから夕飯を食いに行きまーす」


『「『「はーい」』」』



《I♡GUAM》の集団は
元気に返事をしたのだった

LOVE LOVE 臣健→←あけおめ

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