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しゅうちゃん ページ42

「んふっ
しゅうちゃん♡」


「なぁに
りーたん♡」



何だこいつら
これが私のおじいちゃん?


修造だからしゅうちゃん?


これがかつての政界の影の首領(ドン)?


嘘だろ


大村さんは見慣れているのか
なぜか平然としている


私と広臣は顔見合わせて『why?』だよ








少し遅れてやってきたおじいちゃん
一緒に来たのは、どこのギャルだか


仲良く腕組みながら部屋に入ってきて



「どうも〜
家政婦のりーたんでーぇす」



だってよ


広臣見りゃあ



「わー本物?本物?」


「はい…多分本物です」


「へ〜本物の臣くんって
もっとかっこいいかと思ってたけど
大したことなかったわ

しゅうちゃんのがぜーんぜんかっこい〜」



はぁ?
この女ぶっ飛ばしてくれようか


完全に呆れた広臣と私
口開けて、じじぃとギャルちゃんのバカップルを見ていれば


お互いの名前呼び合って
イチャイチャしやがって
バカじゃね








大村さんが居なくなり
とてつもなくお上品な懐石料理が運ばれてきて


じじぃとギャルちゃんと一緒に
食べながら、なぜかギャルちゃんに日本酒を「どうぞ〜」なんて飲まされている広臣と私


じじぃはにこにことそれ見て笑ってる


あのいつも怖い顔して常に偉そうだった人は、どこへ行ってしまったのか








しばらくそんな調子の
訳の分からない宴が続き


時折「あーん」なんて食わせてもらっているじじぃに、虫唾が走るほどだけど


知らん顔してひたすら無言で広臣と食っていると



「A…
今まですまなかった」



急に謝ってきたじじぃ



「………あ…はい…」


「本来なら先に美紀子に謝罪すべきなんだが…」



そう言って口籠ってしまったじじぃ
隣のギャルちゃんは、さすがにお黙りになるわな



「そうですね
私より母の方だと思います

でももういいです

今日のおじいちゃん見ていて、そんな気持ちになりました

あと、週刊誌の事はありがとうございます
あれ私たち夫婦のためなんですよね?」


「あーあれか

あれで良かったんだろ
まぁわしとしては、世間に公表できないような男はどうかと思うが

登坂くんも人気商売だからな
わしはAがそれでいいなら何も言わんよ

ただな登坂くん」


「はい」


「わしが言う筋合いではないが
どうかAを幸せにしてやってくれ

あと、女遊びはするなとは言わんが
程々にな」


「はい、分かりました」


「はぁー?」



思わずでかい声を張り上げてしまった

こんな人?→←赤坂の料亭



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chiharu(プロフ) - けいちゃんさん» けいちゃんさん、いつもメッセージありがとうございます。すごくすごーく励みになりました。なんとなくの臣離れもありつつ、来年からの三代目に期待をして、臣愛復活すればと思っておりますわ(o^^o)パパシリーズも絶対いけるようにしますね。こちらこそありがとうです。 (2018年11月30日 9時) (レス) id: 03abb6e5f6 (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - なんか安心!更新の通知がくるたびに、終わり?ってはらはらしてました。休み休みゆっくり続けてください!あと私のパパはじゃなく『僕のパパは』にしてください。女の子は臣パパ心配過ぎてだめ。なんてね!兎に角ありがとう! (2018年11月29日 12時) (レス) id: f3039bc482 (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - けいちゃんさん» うふっ"私のパパは登坂広臣"いただきました。めでたくご懐妊して優雅な妊婦生活できるようになったら、いかせていただきますね(o^^o) (2018年11月23日 20時) (レス) id: 74d9ef4e84 (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - さびしい!いつか逢えるよね!『私のパパは登坂広臣』期待してます! (2018年11月23日 18時) (レス) id: f3039bc482 (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - ははりんさん» ありがとうございます。やはり臣氏の妻ならそれ位じゃないと務まらない気がしまして…実際はどうなのか?ですけどね(笑)そして…現実逃避してる場合じゃないことに気付きました…自分ではまだまだなんて思っていたんですけどね…少し本腰を入れて妊活してみます。 (2018年11月23日 17時) (レス) id: 52d4e725ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chiharu | 作成日時:2018年10月19日 11時

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