俺たちのマネージャーは謎が多い【ハイキュー×暗殺教室】

番外編ある日-1 ページ36

[GW合宿前のある日の出来事]

朝練が終わり国見君と教室に入り、すぐに席につく。

私に挨拶をしてくれるような友達はいないのでSHRが始まるまではいつも読書をしている。

「あの、烏間さん。昼休みに体育館裏まで来て下さい。」

この男子、クラスメイトじゃないな、

手が震えているし、耳が赤い。告白か？

青春かよ。

「わかりました、お昼に体育館裏ですね。」

彼はありがとうございますと言って足早に教室を出た。

教室の外には彼の友達が待っていて、よくいった！とか、頑張れよ等と言っている。

というか、名前くらい名乗りなよ。

本に目を戻してしばらくすると担任が教室に入ってきた。

今日の六時間目のLHRは５月の下旬にある文化祭の準備をやるらしい。

そのまま何事もなく昼休みになった。

体育館裏か、

あの日以来バレー部と一緒に食べているので国見君に今日は行けないことを伝えてもらおう。

「国見君、今日は」

「体育館裏に行くんだろ？」

「あ、うん。じゃあ行ってくるね」

朝の会話を聞いていたのだろうか。



体育館裏、朝の彼がすでに待っていた。

それに、隠れているようだが何人かの気配もある。彼の友人だろう。

「来てくれてありがとうございます。

烏間さんのことが好きです。俺と付き合ってください。」

「それよりさ、名前何ていうの？」

「え？俺のこと、知らないんですか？」

え？有名人なの？

私も彼も固まっていると気配のあった方から圧し殺しきれていない笑い声が聞こえてきた。

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