俺たちのマネージャーは謎が多い【ハイキュー×暗殺教室】

32日目 ページ33

食堂に全員揃い始める。

何処に座ろうかと悩んでいると岩泉先輩に声をかけられた。

「今朝のってなんっだったんだ？」

「今朝のとは？」

岩泉先輩の隣に座るや否やそうきかれた。

「車に乗ってただろ？」

「あぁ、あれですか。」

ちょうど岩泉先輩が出てきたところだったからやはり見られてしまっていたか、

「知り合いです。」

少しすると監督たちも食堂に来た。

烏間さんの部下の二人と一緒に。

驚いて立ち上がると監督に手招きされた。

「何でしょうか。」

壁を背に立ったままの二人を視界に入れつつそう聞く

「烏間の親御さんは心配性なんだな、合宿が心配だから護衛をつけるなんて、」

そういうことになっていたのか、と苦笑いしながら二人をちらりと見ると察してくださいと顔に書いてあった。

「はは、まあ、そうなんですよ。」

席に戻ると皆聞いていたらしい。

「岩泉先輩、さっきの話の続きですが、あの人たちが今朝の車の人です。」

私のビミョーな顔を見てかそれ以上は何も聞かず、そうかとだけ帰ってきた。


「あ！岩ちゃんズルい。」

とぐちぐち言いながら岩泉先輩の前に及川先輩が座った。

「おはよ、カラコンとメイクするんだね、」

「念の為です。」

全員が席についたところで及川先輩が号令をかけ、朝食を摂る。

我ながらお味噌がいい塩梅だなぁと思っていると左隣の花巻先輩が私の名前を呼ぶ。

「どうかしました？」

「Aちゃんはきっといいお嫁さんになるよ」

えっと、はい？

「たしかにな、」

「岩泉先輩まで何言ってるんですか？」

この人たちは寝ぼけているんだろうか。

不可解な言葉に首を傾げつつ、急いで食べ終えてしまいいそいそと給仕にまわった。

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