俺らが紫耀を守るから41

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平野side

平「…っ」



あまりの体のしんどさに途中から立ってられなくなって、座り込んだらみんなが体を支えてくれた。


やべぇ、、クラクラする。


なんか気持ち悪い…



平「はぁっ…」

「しょう、大丈夫か？」

「こっち座ろう」



みんなが何か話しかけてくれてるけど、、


なんでだろ…

全然、聞こえない。



平「はっ、、はぁっ、、」



とにかく「はぁはぁ」してないと気持ち悪いし、目眩もぐるぐるするから目を瞑ってないとダメで。



「しんどいな、大丈夫大丈夫」



背中をさすってくれてるお陰でなんとか意識を保ててる。


誰かに支えられてないと座ってるのもキツくて。


俺ほんと情けない。


自分からできるって言ったのに、

やるって言ったのに、

結局倒れて迷惑かけてる。



うぅっ、、はぁっ、きっつ…



永「あの、さ……しょお…」

平「はぁ、はぁっ、、、うぅっ…」ずるっ

神「えっしょうっ！」



座ってるのも、もうダメかも。


戻しそう…



永「しょおっ！！」



体が傾いた瞬間誰かに支えられて、恥ずかしげもなくもたれかかった。



永「しんどいか？」

平「…はぁっ、うっ、、ごめ…」

永「大丈夫やから。一旦寝かせよ」

神「えっ？あっ、おう」



この声って、、廉？


なんで、、俺らっさっき、喧嘩したはずなのに…



永「貧血なんが大きいと思うから、少し膝立ててみ。楽になるかもよ」

平「…ん、」

永「海人、タオル濡らしてきてもらっていい？」

高「わかった！」



いつもの廉だ。


俺、止めてくれた廉を無視して勝手にしんどくなって倒れたのに、なんで優しくしてくれるの？



平「はぁ、はぁ…」

高「れんっ、濡らしてきた！」

永「さんきゅ。しょお、ちょっと冷たいよ」

平「…んっ」



目の上に濡れタオルを乗せてくれて、気持ちいい。



永「まだ気持ち悪い？」

平「……だい、じょぅぶ…」

永「落ち着いたね、このまま寝ちゃってもええよ」

平「…ぅん」



別に眠たくはなかったはずなのに、気持ち悪さと体のだるさのせいかな。


どこからか眠気がやってきてうつらうつらしてきた。



岸「…あっみんな、レッスンだけどっ…永『しっ！』…あっわり！」



岸くんの声がした気がする…



永「しんどいな、大丈夫」

平「…ん…」



廉がお腹をトントンしてくれて、、上着をかけてくれたみたい。




あっ、、寝ちゃう…




そう思ったのが最後、いつのまにか意識が薄らいで夢の中へと吸い込まれていった。

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