17 ページ17
平野side
平「…」
永「しょお、目覚めた？」
平「…れ、ん…？」
目を開けると俺は自分のベッドに寝ていて、覗き込んでいる廉が見えた。
永「お家帰ってきたんよ。熱測るな」
ゴソゴソと服の中に体温計が入ってきて、俺は黙ってじっとしていた。
ピピピっ
永「んー、、まぁまぁかな」
平「…ねぇ、、」
永「ん？」
平「俺って、、ずっと家にいた？」
永「…え？」
何かおかしなこと聞いたかな？
廉が目をまん丸にしてこっちを見てる。
永「覚えてないん？」
平「…なにを？」
永「じゃあー、、ゲーミングルームの収録してたのは覚えてる？」
平「…収録、、あっ…」
思い出した。
確か収録中にどんどんしんどくなって、、
永「それは覚えてるんやな。そのあと、有岡くんのお家行ったんは？」
平「有岡くんのお家？」
…なんとなく、、頭の片隅に有岡くんが…
それとなぜかジャンプの皆さんの顔もうっすらと…
永「しょおな、有岡くんから離れたがらんくて昨日有岡くんと帰ったんよ。そこでジャンプさんに看病してもらってたんやで？」
平「…えっ、、うそ…」
ジャンプのみなさんに？
有岡くんだけでも申し訳ないのに皆さんって…
うわぁやったわ…
永「しかも、有岡くんのことあっくんって呼んでたんやって笑」
平「えっ！」
永「あっくんって呼びながら抱きついて離れんかったらしいで……くくっ、」
廉は笑いを堪えきれないんか肩をプルプルと震わせてる。
俺、、そんなことをっ…
顔が真っ赤になってるのがわかる。
一気に体温上がった。
平「…もう、、終わった」
永「ははっ、ごめんごめん。可愛かったって言ってはったで」
平「…なんで熱出すとこうなんだろ…」
永「甘えた発動するやつな笑 まぁええやん」
平「人ごとだと思って…」
廉だって自分がそうなったら顔から火が出るくらい恥ずかしいに決まってるんだから！
平「はぁ、、しんどくなってきた…」
永「うん、熱あがってる。まぁこれは一人で我慢した罰やと思って頑張り」
平「…はい」
みんなにちゃんと言わなかった俺が悪いんだし、仕方ない。
永「でも、、気付いてやれんでごめん…」
平「え？」
永「…ここにおるから」
平「…れん…」
やっぱりなんだかんだ優しいんだよな、廉は。
end
ーーーーーー
『微熱』編、完結です。
紅兎さん、いかがでしたか？
かなり長くなりましたね…
お読みいただきありがとうございました！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 217人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
晴はる(プロフ) - あやねさん» あやねさん、いつもお読みいただきありがとうございます(^^)コメントもありがとうございます！もう少しお待ちくださいね！お話考えておりますので(*'ω'*) (2022年9月17日 6時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 新しいお話楽しみにしてます！ (2022年9月17日 2時) (レス) @page50 id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - みとろちっくさん» みとろちっくさん！早速感想いただきありがとうございます(*^◯^*)そう言っていただけてよかったです！安心しました笑！なかなか悩みながらでしたので…。是非これからも読み続けてやってくださいっ\(//∇//)\ (2022年9月16日 10時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みとろちっく(プロフ) - 毎日毎日更新ありがとうございました！もうっすんごいいいお話で、、これからも読み続けさせてください！！ (2022年9月16日 6時) (レス) @page50 id: 36f440d8fc (このIDを非表示/違反報告)
白ごはん(プロフ) - 晴はるさん» ありがとうございます！しょうれんいいですよね〜😍よろしくお願いします🙇 (2022年8月29日 15時) (レス) id: 5bd64ff53a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴はる
| 作成日時：2022年8月3日 1時
