俺らが紫耀を守るから41

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有岡side

有「平野くんここで待っててね」



自宅に着き、車の中で眠ってしまった平野くんをとりあえずソファに寝かせてブランケットを取りに行った。



有「ブランケットと、、氷枕とタオルも持っていくか」



結構熱が高いし少しでも早く下げてあげたいから、思いつくものを色々と持ってリビングへと戻っていると声が聞こえてくる。



ガチャ

有「平野くん？」

平「ふぇっ…ひとりやだっ…」

有「ごめんね。一人で怖かったね。ここは俺のお家だよ？」

平「あっくっ……だっこ…」

有「あっくん？あっ俺のこと笑？ 抱っこね」



甘えん坊になっている平野くんをソファに座りながらそっと抱きかかえ、背中をトントンしてあげる。

背中熱いなぁ…
これはしんどいよね。




平「はぁ……けほっ…」

有「しんどいね。今日はゆっくり寝て少しでも熱下げようね」



眠たいのか目が少しうつろになってる。

ベッド連れて行ってあげるか。
早く寝かせたほうがいいよね。



有「眠たいでしょ。ベッド行こっか」

平「けほけほ……、、あっくん…」

有「ん？」

平「…ずっと、、いる…？」

有「ふふ、心配なっちゃったの？ちゃんといるよ」

平「…寝てもいる…？」

有「うん、いるよ」



俺がそういうと安心したのか、静かに瞼が落ちていってすやすやと寝息が聞こえてきた。



有「それが心配で眠たいの我慢してたのか笑 可愛いな」



よいしょっと抱え上げ、寝室まで運んで俺のベッドに寝かせて、寒くないように布団を首まで引っぱりあげた。


今のうちに冷えピタも変えて、氷枕を頭の下に入れて、、、



ぴぴぴっ


有「…んーーー、、３８．５か…。高いな」



ここまで高いとは思わなかったわ。


薬飲ませたいけど今家に薬ないんだよな。
どうしよう…





Pull…Pull…


有「えっ？もしもし？」

知(あっ大ちゃん？今どこ？もうみんな集まってるけど)

有「えっ！今日集まる日だっけ？！」

知(忘れてたの？みんなで飯食いながらグループの方針を話し合おうって言ってたじゃん)

有「忘れてたわ…」



今日だったか。



でも平野くんを置いて行くわけにはいかないし…



有「なぁ、ちょっと頼みあるんだけど」

知「え？」

有「実は今さ…」



事情を話していると、スピーカーにしていたのかほかのメンバーの声も聞こえてきた。



中「えっ、大丈夫なの？」

山「紫耀の熱は高いの？」

有「３８．５」

知「高いね…」



これはもうメンバーに頼むしかないか。

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