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高橋side

高「…しょ…」



俺だけじゃない、
廉も岸くんも、みんな放心状態でその様子を見ていた。



こんな紫耀見たことない…



いつも優しくてかっこよくて、俺のことを引っ張ってくれるお兄ちゃん。

俺にとって憧れてる尊敬できる存在で、こんなの、、こんなの紫耀じゃないよ。



神「…海人、大丈夫か?」

高「…こんなのっ、、しょおじゃないっ…」

神「…おいで」



じんがギュッと抱きしめてくれて、俺の視界を塞いでくれた。



平「…はぁっ、はぁっ…」

岸「…しょう…大丈夫か…?」

平「…うっ、、痛いっ…」

岩「…痛い?」



思わずじんの胸から顔を上げた。



平「…いっ、、痛っ…」



ここでようやく気がついた。

紫耀が、頭を押さえて痛いって言ってることに。



岸「しょう、頭痛いのか?」

平「いたいっ、、はぁっ、、痛っ…いたい…」



まるで泣いているような声で「痛い痛い」って。



岩「しょお、頭痛い?痛いなら頷いて」

平「…はぁっはぁっ、、(コク)」

岩「今日ずっと痛かったの?」

平(コク)

岸「そうだったのか…」



紫耀は、今日ずっと一人で頭痛に耐えてたんだ。

俺ら、そんなことに気が付きもしてなかった。



永「…」

岸「とにかく控え室戻ろう」

神「岸くん、手伝うよ」



岸くんとじんが紫耀の両脇を抱え、呆然とするスタッフさん方に頭を下げながらスタジオを出て控え室に向かった。






平「…はぁっ、、、はぁ…」

岩「ここに横にしてあげて」

岸「おう!」



玄樹くんがソファを開けてくれて、岸くんたちが紫耀を横にさせるのを俺は静かに見守っていた。



岩「しょお、薬は?」

平「の、んだ…」

岸「これで飲んだって…」

平「…きかなっ…」

岩「効かなかったんだね…」



ガサガサ


高「…これっ…」

神「…っ」



紫耀のバッグの中、出てきた薬の箱には空になった薬のゴミがたくさん入っていた。


こんなに飲んでたなんて、知らなかった。



岩「しょお、病院行こう」

平「……はぁ、、(コクっ)」



病院嫌いの紫耀が自ら頷くって相当だ。



神「俺マネさんに伝えてくる!」

岸「俺はスタッフさんたちに中止お願いしてくるわ!」



どうしよう、俺何も…



岩「…れん」



そういえば廉の声が聞こえないことに気がついた。

いつもなら真っ先に紫耀の元に駆け寄って看病してるのに。



永「…俺…」

岩「きて」

永「…うん」



暗いオーラをまとった廉は、そっと紫耀のそばに歩み寄った。

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晴はる(プロフ) - あやねさん» あやねさん、いつもお読みいただきありがとうございます(^^)コメントもありがとうございます!もう少しお待ちくださいね!お話考えておりますので(*'ω'*) (2022年9月17日 6時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 新しいお話楽しみにしてます! (2022年9月17日 2時) (レス) @page50 id: f466d19626 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - みとろちっくさん» みとろちっくさん!早速感想いただきありがとうございます(*^◯^*)そう言っていただけてよかったです!安心しました笑!なかなか悩みながらでしたので…。是非これからも読み続けてやってくださいっ\(//∇//)\ (2022年9月16日 10時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みとろちっく(プロフ) - 毎日毎日更新ありがとうございました!もうっすんごいいいお話で、、これからも読み続けさせてください!! (2022年9月16日 6時) (レス) @page50 id: 36f440d8fc (このIDを非表示/違反報告)
白ごはん(プロフ) - 晴はるさん» ありがとうございます!しょうれんいいですよね〜😍よろしくお願いします🙇 (2022年8月29日 15時) (レス) id: 5bd64ff53a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴はる | 作成日時:2022年8月3日 1時

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