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平野side
平「…玄樹っ、何言ってんだよっ…俺先に帰るから」
岩「待って！」
平「離せって！」
岩「やだ！離さないっ！」
バッグを持って出て行こうとした俺の手首を、玄樹がギュッと握ってきて離してくれない。
平「…頼むって…」
岩「ねぇ、しょおは何に苦しんでるの？何を抱えてるの？一人でかっこつけんな」
平「…」
みんなには話したくないのに、、そんな風に言われると、心が迷っちゃうじゃん…
岩「しょおっ、お願いっ！」
平「痛いって…やめっ…」
岩「話してっ！」
ヒュッ…
平「…ッ…」
喉の奥から何かが込み上がってくる感覚。
平「…ぅ…」
岩「ねぇっ！」
やばいっ…
来る…
平「はな…してっ…」
岩「絶対離さないっ！」
もうだめだ…
平「…ゔっ…はぁはぁはぁっ…」
岩「…えっ、しょおっ！！」
その瞬間、突然息ができなくなってその場に崩れ落ちた。
玄樹の前で発作は絶対に起こしたくなかったのに。
だって、玄樹はパニック障害を抱えてるから。
もし俺のせいでパニックになって玄樹まで発作起こしたら…
平「げほっ…ヒュっ…ハァハァッ…ゲホゲホッ…」
岩「しょお落ち着いて、大丈夫だから」
背中をさすってくれる玄樹に申し訳なくて、なぜか涙まで溢れてきてしまう。
平「ううっ…ゴホゴホッ…はぁっはぁ…」
岩「しょお……。大丈夫だよー、苦しくなんかないからね。ちょっと待ってて！」
自分のカバンの中から袋を取り出すと、俺の口に当ててくれる。
平「ひゅっ…はぁっはぁっ、、」
岩「俺の真似して。すぅー、はぁー、」
平「すっ…ゲホッ…はっ、はぁー…」
岩「うん、上手にできてるよ」
しばらく玄樹のマネをして深呼吸を繰り返していると、いつもは長引く発作が次第におさまってきた。
岩「落ち着いた？」
平(コク)
岩「少しソファに座ってお水飲もう」
支えながらソファに連れて行ってもらって、お水まで飲ませてくれた。
俺情けねぇ。
でも、もう…隠せない…よな…
平「…」
岩「しょお、ごめん。俺が無理に聞き出そうとしたから追い詰めたんだよね。ごめんね」
平「…え？」
まさかの言葉に驚いて顔を上げた。
なんで謝るの？
玄樹は何も悪くない。
むしろ俺は助けてもらったのに。
岩「ほんとに、ごめんね」
平「…謝らないで……最近毎日なんだ……こうなるの…」
岩「…えっ」
気がついた時には、抱えていたものを全て玄樹に吐き出していた。
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晴はる(プロフ) - みらいさん» よくわかりました！承知いたしましたありがとうございます(*^o^*)お話考えてみますね！ (2021年12月12日 23時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - はい！そんな感じに合ってます (2021年12月12日 22時) (レス) id: bbe882ced9 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - 晴はるさん、ダメですか? (2021年12月12日 22時) (レス) id: bbe882ced9 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - みらいさん» みらいさん、いつもリクエストありがとうございます！確認なんですが、紫耀くんが紫耀くんのファンに誘拐されて暴行を受け、廉さんが心配して助けに行く、さらに紫耀くんを助けた廉さんも暴行を受け、病院に搬送されて海人さんが泣く…ってことであってますかね？ (2021年12月12日 22時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みらい - 紫耀くんは助けてましたが廉くんも含め誘拐し暴力してしまいますそして朝になってしまい心配する海人くん···マネージャーさんに電話をして病院に向かいいますそれで、２人がベッドに意識を失い、海人が泣いてしまうっていうものを見たいです！ (2021年12月12日 22時) (レス) id: bbe882ced9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2021年10月27日 0時
