俺らが紫耀を守るから34

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相葉side

相「もう大丈夫だからねー」

平「…けほ……」



１５分くらいは咳き込んでたかな。

抱きしめながら背中をさすってたらようやく治ったみたい。



平「…じゅんくん？」

相「え？あー、そうだよね。俺、相葉」

平「…あいばく…？」



顔を上げ、くりくりお目めがこっちを向いている。
完全にハテナが舞ってる顔してるな笑



相「びっくりするよね。さっきまで松潤がいたのに」

平「あいばくん……」

相「松潤はね、仕事。だから俺がきたの。嫌だった？」

平(フルフルフルッ)

相「ははっ、そんなに頭振ったらしんどくなるよ」



わんちゃんみたいに左右に頭振るから思わず笑ってしまった。

かわいいな。



相「お腹はすいてる？松潤がお粥作ってくれてるから少し食べよっか」

平「あっ、やっ…」



寝かせて立ち上がろうとしたら俺の胸にしがみついてきた。

待って、紫耀くんがすごいかわいいんだけど。



相「でっでもさ、、何か食べないと」

平「ぼくもっ…いきます…」

相「へ？」

平「やですか…？」



より一層抱きついてウルウルしたお目めで見上げてくる。

あーこれはやばいわ。



相「嫌じゃないよ？じゃあ…一緒に行こうか」

平(コク)



抱きあげてキッチンへ向かった。

その最中も俺の首が絞まる勢いでしがみついてきて、なんとも愛おしいというか。


あっ！松潤が言ってた驚くなよって…これのことか！




お粥は火にかけて温めるだけ。
なんとも簡単。松潤ありがとう。



相「紫耀くん、しんどくない？ソファで横になってる？」

平「…やだ…あいばくんとこ」

相「…やば…」



小さい弟ができた気分。
温めてる最中も背中をトントン叩いていると、目がトロンとし始めた。



相「紫耀くん寝ちゃだめだよ？お粥食べてからね」

平「ふぁっ……んーー…」



目をくしくしして我慢してる笑

ほんとに小さい子みたい。
紫耀くんって熱出すと幼くなるんだなぁ。



相「よしっ、紫耀くんできたよ」

平「んー」



抱っこしたまま椅子に座り、一口掬ってふーふーしてから目の前にあるお口に運ぶ。



相「おいしい？」

平「…おいしぃ…」



結構食べてくれる。
よかった、これで薬を飲ませれば…



相「ふーふー、、あーん…あれ、紫耀くーん」

平「スー…」



完全に目を閉じて首がぐらんぐらん。
眠気に耐えられなくなったみたい。

まだ薬飲ませてないのにー…


ーー
まもなく３４章終わります！
最後に評価などよろしくお願いします！

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