俺らが紫耀を守るから34

special day 岸くん２ ページ23

平野side

平「えーばかじゃん」

高「でしょでしょー」



隣にきた海人が変な画像を見せてきて、俺も反撃に変な画像を見せてふざけあう。

これはいつものこと。



高「どう？岸くん見てる？」

平「…うん、ちょっと寂しそうかも」



今日はスマホには何も写ってなくて、ただ単に岸くんと話すのを避けているだけ。

別に嫌って避けてるんじゃないよ？


今日は我らがリーダー、岸くんの誕生日。
だからサプライズ満載でお祝いしてあげたくてさ、それでみんな誕生日のことは忘れたフリしてるわけ。



岸「なーじん。あのさ、、」

神「岸くん喉乾かない？みんなはどう？」

岩「少し乾いたかも」

高「じゃあじゃんけんしよー！」



じゃんけんで負けた人がジュースを買いに行くのもいつもの俺らの流れ。



永「あれ？何してるん？」

神「あっ、れん。ジュースじゃんけんやる？」

永「おーやるやる」



ってなわけで全員でじゃんけんに。



６「「最初はグー！ジャンケンっ…」






岸「…」

岩「岸くんごめんねー」

高「俺オレンジ！」

永「俺コーラ」



そして負けたのはいつも通り岸くん。

いっつも岸くんが負けるんだよね。
だってグーチョキパーの順で絶対出すんだもん笑



岸「買ってくるわ」

永「よろしくー」



パタン



高「うまくいったね！」

岩「やっぱり岸くんじゃんけん弱いよね笑」



このじゃんけんする流れもワザと。
実は、今日の仕事は午後からなんだよね。

さっきのスタッフさんも、マネさんが用意してくれた人。
岸くんを楽屋から出させて、戻ってきたらクラッカーを鳴らす。

全てはお祝いのためのサプライズ計画。



マ「いい？」

神「マネさんいいっすよ」



隣の部屋に待機していたマネさんがドアから顔を出した。

そして部屋と部屋を仕切っていた壁を取っ払うと２つの部屋がくっつき、用意していた料理やケーキが登場。

ここまではバッチリ！



平「みんなクラッカー持って」

永「おっけ」



そろそろ戻ってくるはず。
みんなでクラッカーを構えてその時を待った。




トン…トン…トン…



ガチャ




パーーーーーーーーン！！



５+マ「「岸くん/優太/岸、お誕生日おめでとう！！」」

岸「うわぁぁぁぁっ！！……え？」



缶ジュースを床に落とし尻餅をついた岸くんは、目をこれでもかってくらいに見開いてる。



岸「マネさん？…えっ、なんで？」

平「岸くんおめでとう」



驚く岸くんの手を取り、とりあえず起こしてあげた。

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