ちょっと昔のお話2 ページ38
平野side
神「じゃあなー!」
平「うん、またね」
レッスンが終わり、じんや玄樹たちともバイバイして、夕焼けに照らされたコンクリートの街を一人で歩いていた。
平「…不思議なことばかりだ」
あのお店、もう今はレストランになってるのに。
あの本屋ももうなくなってるはず。
平「街まで若返ってる…」
なんか、すごくなつかしい。
岸「おーーーい!」
平「…はぁ」
岸「おーーーーい!ねぇっ!えっ?おーーーーいって!!」
平「うわぁっ!!えっ!?」
肩を掴まれて思わず振り向くと、あっ岸くんだ。
岸「…はぁっ、はぁっ、、何回も呼んでたんだから」
平「あっごめん。考え事してた」
岸「はい、これ忘れてない?」
平「…え?」
差し出された犬型のモコモコペンケース。
ん?
平「えっと……俺のじゃない…」
岸「…え!!うそっ!?」
平「俺の…(ガサガサ)これだもん」
岸「うわぁまじかっ…違う人の持ってきちゃったじゃん…」
頭を抱えてしゃがみ込む岸くん。
相変わらずまっすぐすぎて、思わず笑いが込み上げてきた。
平「ふっ…あははっ」
岸「ちょっ、笑うなよー」
平「ごめんごめん。でもありがとね。俺のじゃないけど」
岸「えっ?あっいやそれはいいんだけど…。てっきり平野くんのかと思ったのに…さっき犬の話してたし」
そういえばじんたちと、俺が飼ってる犬の話したっけ?
聞いてたんだ。
ていうか平野くん?
あっ、これ…初めて岸くんと話した時だ…。
平「何で俺の名前知ってるの?」
岸「えっ当たり前じゃん。仲間だろ?」
平「仲間?なんの?」
岸「ジャニーズのに決まってんじゃん。俺のことも知ってんだろ?」
平「……ごめん」
岸「うぇぇっ!?まじかよ!」
平「うそうそ笑 知ってるって」
いちいち反応が面白くて、初めて岸くんと話した時も確か、この人といると飽きないなって思った気がする。
岸「みんなからはだいたい岸くんって呼ばれてるよ」
平「じゃあ俺も岸くんって呼ぶ。俺のことはしょうでいいよ」
岸「わかった!よろしくな、しょう!」
平「うん、よろしく」
なぜか固い握手を交わしたんだよね笑
岸「帰り道こっち?」
平「うん」
岸「俺もなんだ。一緒に帰らねぇ?」
平「うん、いいよ」
それから帰り道でいろんな話をして。
俺人見知りなんだけど、岸くんはすごい話しやすくて俺もたくさん話をしたし、岸くんも趣味とか友達や学校のこととか色々教えてくれた。
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晴はる(プロフ) - メイメイさん» ありがとうございます!これからも楽しんでいただけるよう頑張っていくので、お時間あるときに読んでやってくださいね(*^o^*) (2022年9月3日 23時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
メイメイ(プロフ) - 子供たちもでかいので。自分達でご飯作ったり、バイトしたりしてます。だからお話も何回も見れちゃう時間があるんです。晴はるさんの小説毎回楽しみ( =^ω^) (2022年9月3日 23時) (レス) id: cb525dcc9e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - メイメイさん» 4人はすごい!!大変ですね!運動会は思いつかなかったです( ´ ▽ ` )秋だしそれもいいかもですねっ!ご提案ありがとうございます(*≧∀≦*) (2022年9月3日 23時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
メイメイ(プロフ) - 4人の子のマミーです。もし新たにちびっ子しょおくん書いていただけるなら運動会バージョンよんでみたい。 (2022年9月3日 22時) (レス) id: cb525dcc9e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - メイメイさん» メイメイさんコメントありがとうございます(*^▽^*)メイメイさんはお母さまなんですね!ちびっこたちの話は思いつきで毎回書いてるんですけど癒されていただけてよかったです(*^^*)またお話余ったりしたら書いてみようと思います! (2022年9月3日 17時) (レス) @page11 id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2021年9月15日 21時