3 ページ3
木村side
木「お腹空いてない？」
平「えっと…少しだけ…」
木「お粥食べるか？温めるからちょっと待ってな」
平「はっはい！」
作っておいたお粥。
もう冷めちゃってるからレンジで温めて部屋に戻ると、背筋をピンっと伸ばしたままうるうるお目めで待っている子犬…じゃなくて平野。
木「いいよそんな気はらなくて笑 疲れるだろ？」
平「えっ疲れますか？！すみません！」
木「え？」
えっと、どういうこと？
木「力抜いていいよ。平野が疲れるじゃん」
平「あっ僕がですか？！全然です！」
相変わらずの天然ぶりにこっちの調子が狂う笑
平野って普段からこんな感じなのな。
木「はい、お粥」
平「僕のためにっ…ありがとうございます！」
木「ゆっくり食べな。そのあと薬な」
平「もぐもぐ…ふぁい！」
食べながら返事するから変な声なってるし。
ほんとに面白いなこいつ。
あっという間にお茶碗一杯分のお粥を平らげた平野は、ゴクリと薬を飲み込んだ。
平「ごちそうさまでした」
木「いーえ。薬も飲んだし寝ちゃいな」
平「ふぁっ……はい」
お腹も満たされたからか、目がとろんとろん。
まぁまだ熱も高いし。
平「木村くん……行っちゃいますか…？」
木「えっ？」
平「…どっか…行っちゃいますか…？」
木「えっと、、いや、ここにいるけど」
平「…よかったぁ……」
ふにゃっと嬉しそうに笑ったと思えば、あっという間にスヤスヤ夢の中。
今のって俺にここにいて欲しいってこと？
甘えてたのか？
木「ふっ、かわいいやつ」
後輩からそう言われたら離れるわけにはいかない。
現在深夜３時。
このままソファで寝てしまおうかと思ったけど、ベッド横の椅子に座ってそばについていることにした。
熱上がっても心配だしな。
無防備な寝顔。
俺からしたら息子でもおかしくないくらいの年齢なんだよな。
木「平野が子どもだったら楽しそうだな」
とか変な考えが浮かんだり。
木「ん？…あっメール」
マネからメールが来てたわ。
『キンプリのマネージャーには連絡して、明日私が送って行くことになりました。１０時ごろにそちらに伺いますね」
木「おっけ」
明日は午後からだし、一緒に送って行くか。
平「んんぅ…」
木「早く良くなれよ」
平野の寝顔にそっと声をかけた。
ーー
みなさま！早速の評価とお気に入り登録ありがとうございます！
いきなり１１位いただきました！
感謝感謝です(*^^*)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 227人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メイメイ(プロフ) - くも膜下出血よみました。４ページと５ページの間に病名がでてきてないので、お話をちょっと追加か変更で読んでみたいのですが。このお話だけあれ？って思っちゃって。好きなのでお話なのでよろしくお願いします。無理いってすいません。 (2022年9月3日 2時) (
レス) @page11 id: cb525dcc9e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 探偵 コーヒー珈琲（珈琲百円）さん» う、嬉しい…(//∇//)ありがとうございます！！これからももっと頑張りますので読んでやってください♪ (2021年9月20日 17時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
探偵 コーヒー珈琲（珈琲百円）(プロフ) - 晴はるさん» あ、お気に入り（作者さん&作品）にさせていただきます！続編も見ます！ (2021年9月20日 17時) (レス) id: c0c5816906 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 探偵 コーヒー珈琲（珈琲百円）さん» 初コメありがとうございます！！そんなに喜んでいただけるなんてめちゃめちゃ嬉しいです(*≧∀≦*) (2021年9月20日 17時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
探偵 コーヒー珈琲（珈琲百円）(プロフ) - 私の推しの嵐・松潤も出てる〜！松潤と平野くんのお話さいっこうです！ (2021年9月20日 17時) (レス) id: c0c5816906 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴はる
| 作成日時：2021年7月31日 11時
