��ストレス性発熱 ページ17
結構暗めのお話です。
岩橋side
平「…ぇ……」
ゴトンッ
岸「えっなにっ！？」
高「…しょお？」
収録前の楽屋。
すごい音がして思わず振り向くと、紫耀がスマホを床に落としたみたいだった。
永「うわー、今の絶対割れたやろ」
神「いや、大丈夫だよ。ほら」
それをじんが拾い上げた。
よかった、割れてはなかったみたい。
神「はい。…しょう？」
高「しょお、どうしたの？」
じんが差し出したスマホに見向きもせず、立ったままかたまっている。
どうしたんだろ？
永「しょお、どうしたんよ。おーい」
平「…ぇ？…あっ、いや……なんでもない…」
スマホを受け取りそのまま楽屋を出て行った。
岸「なんか変だよな」
神「かなりね」
岩「何かあったのかな」
明らかに様子がおかしかった。
だって、紫耀がスマホを触る前までは、俺らみんなでたけのこニョッキして遊んでたんだよ？
紫耀も楽しそうだったし。
でもさっきの様子は明らかにその時とは違ってた。
笑顔が消えてて…
永「どこ行ったんや。もうすぐ収録やのに」
神「俺探してくるよ」
岩「俺もいく」
心配だし時間も迫っているから、俺とじんで探すことにした。
神「トイレにはいないよ」
岩「こっちも見当たらない。自販機のとこにもいなかったよ」
あと探してないところ…
岩「非常階段…」
神「えっ？いや、そんなとこにはいないでしょ」
岩「でも一応。行ってみようよ」
いるかはわからないけど念のためってことで非常階段へ。
グスッ…
ふっ…ふぇぇ…
岩「なんか…聞こえない？」
神「うん」
近づくにつれて声が聞こえてくる。
これって…誰か泣いてる？
ガチャ
岩「しょおー？」
ひっく、、ぅぅ…ぐすっ…
神「しょう？」
平「…えっ！」
思った通り。
ドアを開けてのぞくと、うずくまっている紫耀がいて、その顔は涙でぐしょぐしょだった。
岩「しょお！どうしたのっ？！」
平「…い、、いや…」
涙を拭いながら目を逸らして隠そうとしてるけど、もう俺ら見ちゃったから。
神「しょう大丈夫、隠さなくていいよ。どうした？」
じんが背中をさすりながらそっと隣に腰掛けたから、俺も紫耀を挟むように座る。
平「ぐすっ……」
神「何があったのか教えて？」
平「ふっ…ぅっ…」
神「しょう」
岩「一人で泣かないで。しょおだけが辛い思いしてるの、俺いやだよ」
それから少しの間、紫耀は静かに泣き続けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 227人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メイメイ(プロフ) - くも膜下出血よみました。４ページと５ページの間に病名がでてきてないので、お話をちょっと追加か変更で読んでみたいのですが。このお話だけあれ？って思っちゃって。好きなのでお話なのでよろしくお願いします。無理いってすいません。 (2022年9月3日 2時) (
レス) @page11 id: cb525dcc9e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 探偵 コーヒー珈琲（珈琲百円）さん» う、嬉しい…(//∇//)ありがとうございます！！これからももっと頑張りますので読んでやってください♪ (2021年9月20日 17時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
探偵 コーヒー珈琲（珈琲百円）(プロフ) - 晴はるさん» あ、お気に入り（作者さん&作品）にさせていただきます！続編も見ます！ (2021年9月20日 17時) (レス) id: c0c5816906 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 探偵 コーヒー珈琲（珈琲百円）さん» 初コメありがとうございます！！そんなに喜んでいただけるなんてめちゃめちゃ嬉しいです(*≧∀≦*) (2021年9月20日 17時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
探偵 コーヒー珈琲（珈琲百円）(プロフ) - 私の推しの嵐・松潤も出てる〜！松潤と平野くんのお話さいっこうです！ (2021年9月20日 17時) (レス) id: c0c5816906 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴はる
| 作成日時：2021年7月31日 11時
