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平野side
驚いた。
スターの山田くんにもそんな時期があったなんて。
山「だからさ、平野も平野らしくいればいいんだよ。俺好きだよ?平野がバラエティとか出てる姿。おもしれぇじゃん!それでいいんだよ」
平「山田くん…」
デビュー当初は、天然ぶってとか、ビジネス天然とか心無いことも色々言われた。
これが本当の俺なのに、俺は素を出したらダメなのかなって一人悩んだ。
だからプロデューサーさんの言うままに演じた。
きっと俺は、みなさんが求めてる平野紫耀という人間になろうとしていたのかもしれない。
でもそっか。
ありのままの俺でいいんだ。
飾らないセンターでいれば。
平「山田くん…ありがとうございます…。俺、今なんかスッキリしてます」
山「そっか。それならよかった。センターやらせてもらってるってもちろんありがたいことだけど、だからってセンターセンターって重く捉えなくていいんだよ。辛い時はメンバーが助けてくれる。だって俺ら、グループなんだからさ。一人じゃないじゃん」
平「…はいっ」
そうだよ。
俺には大事なメンバーがいる。
俺のことを心配してくれる仲間がいる。
辛い時は、メンバーを頼ればいいんだよな。
平「はぁ…」
ほっとした途端に重くなる体。
そっか、俺熱あったんだった。
平「…帰らないと」
山「待って、俺送ってくから」
平「いや…そんなっ、大丈夫です…」
山「こういう時は先輩に頼ること。わかった?」
平「…わかりました」
山田くん、ほんとに頼れる先輩だな。
山田side
永「はい、、えっ山田くん?!」
そのあと平野を自宅まで送り届けた。
住所はさっき、平野が眠ってしまう前に聞いたからね。
平「…すー…すー…」
永「えっ、どうしたんすか?!」
山「遅くにごめんね。実はさ…」
廉に訳を話して、俺の背中で眠っている平野くんを見せた。
永「ほんまありがとうございました!すみません、ご迷惑をおかけして」
高「れぇーん、誰だった……えっ山田くん?!」
岸「山田くん?!」
そして奥からバタバタとメンバーが集まってきて途端に騒がしくなる玄関。
山「平野どうする?」
岸「あっ俺もらいますよ。背中に乗せてください」
山「おっけ」
岸の背中にバトンタッチすると、岩橋や高橋が付き添いながら2階に上がっていった。
神「ありがとうございました」
山「ううん、、あのさ…」
永「えっ、はい?」
言っておいた方がいいよなきっと。
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晴はる(プロフ) - るなさん» それは嬉しい!笑 また登場させてみますね(*^^*) (2021年7月29日 17時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 晴はるさん» 晴はるさんの作品に出てくるマネさん、結構好きなんです笑楽しみにしています! (2021年7月29日 2時) (レス) id: ddcbfb4f29 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - るなさん» るなさん、いつもお読みいただきありがとうございます!マネさん看病をリクエストに入れてくださった方いなかったので意外でした笑 マネさんと廉さん看病でお話考えてみますね^ ^ (2021年7月28日 22時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - あと上記に追加で、最初はマネさんだけに症状がバレてしまい、メンバーには隠している状態から、廉くんにバレてしまうようなシチュエーションだと嬉しいです。看病はマネさん、廉くん中心でお願いします! (2021年7月28日 16時) (レス) id: ddcbfb4f29 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています!リクエストなのですが、紫耀くんがストレスを溜めてしまい、不整脈の症状が出てしまう話をお願いしたいです。(胸の痛みや眩暈、軽い過呼吸など)他の症状と合わせていただいても大丈夫なので宜しくお願い致します! (2021年7月28日 16時) (レス) id: ddcbfb4f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2021年6月11日 17時