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山田side
山「平野？」
突然そんなことを言い出すから一瞬思考が止まった。
センターがしんどい？
山「なにかあった？」
平「…」
山「俺もセンターを長いことやらせてもらってきたから、きっと平野の気持ちわかると思うんだ。だから話してみて」
平「…おれ、、もう、ダメかもしれません」
山「…だめ？」
そう呟くと、横になっている平野の瞳からツー…っと雫が落ちた。
平「おれ…センターやらせてもらってるからには頑張らないとって…センターになりたくてもなれない人はいっぱいいるんだからって、、そう思って頑張ってきたつもりでした」
山「うん」
平「でも、、頑張っても全然ダメで…スタッフさんからも厳しく言われてしまって…けほけほ…でもスタッフさんたちは何も間違ってなくて…俺の頑張りが…実力が足りないんです」
今までたくさんのことを胸の内に秘めていたんだと思う。
誰にも言えずに抱えてきたんだと思う。
熱のせいなのか気持ちが溢れてきてしまっている。
俺がちゃんと受け止めてあげないと、そう思った。
山「そうか。実はな、俺もしんどかった時期があったんだ」
平「…え！山田くんも？」
山「うん。あれはデビューして３年目くらいまでだったかな」
デビュー前、俺はセンターじゃなくて、言ってしまえば２番手くらいのポジションにいた。
でもデビューするってなってJUMPは俺がセンターになって。
ファンのみんなやメンバーからしたら、なんでなのって思うところや悔しい気持ちがあったと思う。
きっと俺がみんなでも悔しいに決まってるし。
スタッフさんからも事務所の人からも、君はセンターなんだからもっと頑張りなさいって口癖のように言われていて、頑張っても頑張ってもなかなか認めてもらえないあの日々は本当にしんどかった。
だから、負けなくないと思って必死に頑張ったんだ。
ダンスも歌もお芝居も。
ただ認めてもらいたかったから。
そんな時に出会ったプロデューサーさんに言われた言葉に、俺はハッとした。
プ「山田くんって、なにを目指してるの？」
山「…え？」
プ「なんか山田くんって、力が入りすぎてる気がするんだ。もっと肩の力抜いていいんじゃないかな。その方が山田くんらしさが出ると思うよ」
山「…はいっ」
きっと俺はこの言葉が欲しかったんだ。
思わず泣きそうになったのを覚えている。
これはセンターを務めたことのある人しかわからない気持ちだから、俺は平野の力になりたいよ。
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晴はる(プロフ) - るなさん» それは嬉しい！笑 また登場させてみますね(*^^*) (2021年7月29日 17時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 晴はるさん» 晴はるさんの作品に出てくるマネさん、結構好きなんです笑楽しみにしています！ (2021年7月29日 2時) (レス) id: ddcbfb4f29 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - るなさん» るなさん、いつもお読みいただきありがとうございます！マネさん看病をリクエストに入れてくださった方いなかったので意外でした笑 マネさんと廉さん看病でお話考えてみますね^ ^ (2021年7月28日 22時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - あと上記に追加で、最初はマネさんだけに症状がバレてしまい、メンバーには隠している状態から、廉くんにバレてしまうようなシチュエーションだと嬉しいです。看病はマネさん、廉くん中心でお願いします！ (2021年7月28日 16時) (レス) id: ddcbfb4f29 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています！リクエストなのですが、紫耀くんがストレスを溜めてしまい、不整脈の症状が出てしまう話をお願いしたいです。(胸の痛みや眩暈、軽い過呼吸など)他の症状と合わせていただいても大丈夫なので宜しくお願い致します！ (2021年7月28日 16時) (レス) id: ddcbfb4f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2021年6月11日 17時
