俺らが紫耀を守るから32

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高橋side

永(はっ？！しょおが入院？！！)

高「もー…廉うるさいよぉ〜」

永(やってさっ！…えっ、なんでよっ？！」

高「あのね、さっきも言ったけど…」



紫耀は相葉くんが見てるって言ってくださって、俺はみんなに連絡をしに待合スペースまでやってきた。



ただ…それからが大変だったんだよね…



永(俺いますぐ帰る！！)

高「帰るってまだ明日まで仕事でしょ！しょおのことは任せて！」



神(しょうは？)

高「病室で寝てるよ。動けないし、手術までは絶対安静だから」



岩(ほんとに大丈夫なの？俺仕事ずらしてもらえると思うから帰るよ)

高「大丈夫。俺がついてるから玄樹くんは心配しないで。ね？」



岸(しょうは平気なのか？！手術って！)

高「平気ではないと思うけど、手術すれば大丈夫だと思うし。岸くんは仕事頑張ってきて。相葉くんもついててくれてるから」

岸(えっ？！相葉くん？！どういうことだよ？！)



一人一人への電話がそれはそれは大変で。
廉なんてずっと電話口で騒いでて、鼓膜破けるかと思ったよ。あと岸くんも。



高「はぁー…」



なんか疲れたからベンチで一休みして、のそのそと病室へ戻った。



ガラッ

高「遅くなりました」

相「全然。みんなはなんだって？」

高「それがもうー…うるさいのなんのって」

相「それだけみんな平野くんのこと心配してるんだよ」

平「いいメンバーです、ほんとに」

高「まぁね」



３人で和やかな雰囲気になったところで先生が入ってきて、早速明日手術らしい。
説明を受けて、俺はちんぷんかんぷんだったけど、相葉くんは経験があるからって色々聞いててすごく頼もしかった。

よかった、相葉くんがきてくださって。



高「しょお、頑張ろう」

平「…」

高「しょお？」

平「…えっ？」

高「頑張ろうね」

平「あっ、おう…」

高「？……あっ電話だ」



マネさんから電話。
慌てて病室を出て待合スペースに向かった。







平野side

平「…」

相「怖い？」

平「…え！」



ものすごく不安だった。
めちゃめちゃ怖かった。

でも海人の前で口や顔には出せなくて、ただ一人心の中で震えていた。

なのに、何でわかったのかな。



相「わかるよ、その気持ち」

平「…相葉くん」

相「怖いよね。俺も何度か手術してるから」

平「怖くて怖くて、たまらないんです」

相「そんなの当たり前。怖いに決まってるよ。誰だってね」

平「はい…」



成功するよな…
不安で心が押しつぶされそうだった。

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