10 ページ36
神宮寺side
ついにライブが始まった。
やっぱりライブって楽しい！
なんでこんなに楽しいんだろう。
俺らステージに立つ者もそう、見に来てくれたティアラのみんなもそう、裏で支えてくれてるスタッフさんたちもそう、みんながみんな一つになって今このライブが出来上がってるんだ。
だから一体感が余計に出て楽しさも倍増するんだろうな。
神「しょう！大丈夫か？」
平「はぁっ、うん！」
紫耀も今のところ大丈夫そうだ。
まだ笑顔を見せる余裕もある。
ライブが始まってもう少しで中盤。
ジュニアたちもかなり盛り上げてくれてる。
那「飛貴！次あっち！」
浮「うん！」
岸「がんばれよー！」
那・浮「「はい！」」
美 少年たちジュニアのステージも間に挟み込んだ。
彼らだってもうプロなんだし、俺らの後ろにつかせるのはもったいないくらいの実力がある。
だから俺らも後ろで準備しながら裏のモニターで見てるんだ。
岸「みんなすげぇよな」
神「歌もダンスもすごい成長してるよね」
高「俺らも負けてられないね」
岩「頑張らないと！」
こうやってジュニアたちのステージを見ることで、改めて負けてられないって決意することができるから。
永「しょお、大丈夫か？」
神「ん？」
後ろの方で椅子に座っていた紫耀に廉が話しかけてる。
平「…っはぁ…ごめっ…ちょっと…」
永「もう点滴切れてきたか」
神「しょうやばそうなの？」
みんなでそばに駆け寄って顔を覗き込むと、尋常じゃない汗に青白い顔。
お腹を押さえている。
岸「まだライブは半分までしかきてねーし…どうしよっ」
永「とりあえず横なろう」
平「いやっ、、いい」
周りには他のジュニアたちもいる。
そうか、悟られたくないんだな。
後輩にまで弱いところ見せたくない気持ち、わかるからね。
神「ちょっと待って」
高「え？」
スタッフさんから衝立と布を借りてきて、椅子の周りを囲むように立てて、紫耀の姿が見えないようにした。
神「いいよ」
岩「さすがだね！じん」
永「しょお、ここええで」
平「…ごめん」
横にさせると、ぎゅっとお腹を抱えて丸くなる。
神「しょう、今のうちにトイレ行く？」
平(フルフル…)
岸「我慢はダメだぞ！」
岩「もう少しでMCだからそれまで持てば…MCの間にトイレ行ってきちゃってもいいからさ」
高「俺たちで繋いでおくから！」
平「…ん、ありがと」
美 少年のステージが終わる。
そろそろ出番だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 221人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ys29(プロフ) - はい！これからも応援しています！！ (2021年6月11日 8時) (
レス) id: 83a4dbe76e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - ys29さん» ys29さん、いつもお読みいただきありがとうございます(*^^*)最高なんてもったいなきお言葉っ…！！これからも頑張っていくのでよろしくお願いします(≧∀≦) (2021年6月11日 5時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
ys29(プロフ) - 31章も最高でした!!毎日見るの楽しみにしてます(^-^) (2021年6月10日 23時) (レス) id: a18aba5963 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - ぬれおかきさん» ぬれおかきさん、いつもお読みいただきありがとうございます！そして感想ありがとうございます(*^^*)お気に召していただけてよかった！長くなっちゃったんですけどなんとか色々入れ込めました。そして新たなリクエスト了解しました！お話考えてみますね(^O^) (2021年6月5日 1時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
ぬれおかき - そして、またリクエストをお願いしたいのですが、紫耀君がノロウイルス(食中毒)になってしまい、メンバーが交互に看病をするお話しが見てみたいです。しょうれん要素を少し入れてもらえると嬉しいです！お願いします。 (2021年6月5日 0時) (レス) id: cc9be56d75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴はる
| 作成日時：2021年4月25日 22時
