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平野side
平「…ん…」
なんだろうこの臭い。
鼻をツンとさせる臭いで目が覚めると、真っ暗な部屋に横になっていた。
平「…えっ、ここどこ？」
見慣れない部屋。
しかも真っ暗。
えっ、どこ？
俺スタジオに…
軽く体を起こしてベッドを見てみると、「平野紫耀さま」と書かれていた。
病院か…？
キョロキョロと辺りを見回してみる。
誰もいない。
スマホ…スマホ…
バッグの中をゴソゴソと探ってスマホを手に取った。
平「…あっ」
みんなからのたくさんのメッセージ。
岸「しょー！目覚めたらメッセージくれよな！」
高「寂しかったらいつでも連絡してきてね！」
岩「体はどう？しんどくない？」
神「一人で抱え込んでんじゃねぇよ。困ったことがあるなら俺に相談しろ」
永「しょおは一人やない。俺らがおるやろ」
平「…みんな…ありがとう」
こころがじわっと暖かくなった。
みんなありがとう。
平「…あれ」
俺なんで泣きそうになってんだろ。
袖でゴシゴシと目元を拭った。
一応返信だけしておいた方がいいよね。
ポチポチポチ
平「よしっ…！既読早っ」
一瞬でついた既読。
スマホを持って構えてたレベル。
みんな心配してくれてるんだな。
Pull…Pull…
平「うわぁっ！！びっくりしたー…」
突然着信がなって、思わずスマホを投げそうになった。
平「…あっ、もしもし」
岸(しょう！！目覚めてよかった！)
平「岸くん、ありがとね」
岸(体はしんどくないか？明日俺らで迎えに…ちょっ…高(しょお大丈夫？！ほんとによかったー))
平「海人、ごめんな心配かけて」
高(ううん、しょおが無事ならそれでいいの。ねっ、玄樹くん)
岩(うん、しょおごめんね)
平「えっ…」
みんな、何か知ってるのかな。
神(一人で色々悩んでたんだよな。マネさんから聞いた。ごめんな、相談に乗ってやれなくて)
平「じん…」
マネさんから聞いたんだ。
違う、みんなは悪くないんだ。
俺が…未熟なだけ。
ダメダメなだけ。
平「みんな…ごめん」
神(謝んなよ)
岸(お前は何も悪くないだろ)
ううん、
一人で抱え込んで、結局倒れて心配かけた。
永(しょお)
平「れん？」
黙っていた時、スマホから聞こえた廉の声。
いつもより少し低めの声。
永(責めるわけちゃう。でも、ちゃんと俺らに言え。俺らがいるのを忘れんな、アホ)
平「れんっ…」
こぼれ落ちる涙を止めることはできなかった。
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ys29(プロフ) - はい！これからも応援しています！！ (2021年6月11日 8時) (
レス) id: 83a4dbe76e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - ys29さん» ys29さん、いつもお読みいただきありがとうございます(*^^*)最高なんてもったいなきお言葉っ…！！これからも頑張っていくのでよろしくお願いします(≧∀≦) (2021年6月11日 5時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
ys29(プロフ) - 31章も最高でした!!毎日見るの楽しみにしてます(^-^) (2021年6月10日 23時) (レス) id: a18aba5963 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - ぬれおかきさん» ぬれおかきさん、いつもお読みいただきありがとうございます！そして感想ありがとうございます(*^^*)お気に召していただけてよかった！長くなっちゃったんですけどなんとか色々入れ込めました。そして新たなリクエスト了解しました！お話考えてみますね(^O^) (2021年6月5日 1時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
ぬれおかき - そして、またリクエストをお願いしたいのですが、紫耀君がノロウイルス(食中毒)になってしまい、メンバーが交互に看病をするお話しが見てみたいです。しょうれん要素を少し入れてもらえると嬉しいです！お願いします。 (2021年6月5日 0時) (レス) id: cc9be56d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2021年4月25日 22時
