俺らが紫耀を守るから28

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平野side

平「んっ…」

永「しょお！」

高「しょおよかった！」



目を開けたらみんなが覗き込んでた。



平「え？どうしたの？」

神「しょう、覚えてるか？」

平「えっ、どうしたんだっけ？」



見渡す感じは病室。

なんで病院にいるんだろ。



岸「覚えてないよな。あんな苦しそうだったし」

平「どういうこと？」

岩「しょおはね、家で寝てたときに腹痛で倒れたの。すぐに病院に駆け込んだんだよ」

平「…え」



確かにお腹が信じられないくらい痛くなったのはなんとなく覚えてる。

あのまま運ばれたんだ。



永「今はどう？痛みないか？」

平「うん、大丈夫」

永「よかった」



廉が優しく微笑むから、俺も自然と頬が緩んだ。



平「でも、なんで、、原因って…」

永「今検査してもらってる」





コンコン


神「あっはい！」

先「失礼しますよ」

神「先生」



担当医の方らしき男性が入ってきて、ベッドの脇に立った。


俺もみんなもなんとなく表情が固くなる。

原因は？何を言われるのか怖い。



先「お加減いかがですか？」

平「だ、大丈夫です」

先「そうですか。今は薬で痛みは治ってると思います」



そんなことより結果を早く聞きたい。



永「それで先生、原因はなんやったんですか？」



廉が痺れを切らして聞いてみると、先生は「はぁー」っと一つ息を吐いて口を開いた。



先「便秘のせいですね」

平「…へ？」

永「えっとー、便秘のせいとは？」

先「平野さん、かなり出てないですよね？お腹にガスが溜まって腹痛となって現れたんです」

平「…へー」

岸「へー」

高「２人ともわかったの？」



なんか、よくわからないけど、ようは便秘で痛くなったってことでしょ？

そこまでひどくなってたとは。



先「次またいつ痛くなるかわからないですし、取り出しましょう」

６「「は？」」



取り出しましょう。って先生の言葉に、みんな一斉に「は？」って声が出た。


なに？取り出すって。



先「そういう方法があるんですよ。処置で便を取り出すんです。そうすればかなり楽になりますよ」

平「えっ、、でも痛いんじゃ…」

先「大丈夫です。痛くないですよ」



天使のような笑顔でなんて怖いことをいう先生なんだ。


痛いに決まってるし。



永「しょお、やってもらおうや。このまま放置してたらまた痛くなるかもしれんねんで」

岩「やってもらおう？」



そんな簡単に…


お尻の穴に器具ってことでしょ？
めちゃめちゃ怖いじゃん。

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