special day 神3 ページ10
岩橋side
岩「…あっちいこ?」
神「え?」
腕を引っ張りながら逆向きに歩いて、海沿いのところまで連れてきた。
神「玄樹どうした?」
岩「…ちょっとここ座ろ?」
神「うん」
俺なんか変だ。
神宮寺だって変だって思ってるはず。
いつも通りいつも通り。
変に力むな俺。
2人で腰を下ろしたまま、ただ静かに海の音だけが俺らの周りを流れていく。
岩「…ずっと…」
神「うん」
岩「…言いたかったから」
神「なにを?」
岩「…っあの…」
神「うん、ゆっくりでいいよ」
詰まりそうになる俺を、神はいつものように優しい眼差しで落ち着かせてくれる。
岩「ジュニアに入った頃からずっと一緒で……楽しいことも…嬉しいことも…しんどいこともどんな時だって一緒に乗り越えてきた。…俺がパニック障害だって明かした時も、、嫌な顔一つせずに受け止めてくれたよね」
神「…玄樹」
岩「正直怖かった。…もし、、神宮寺が離れてしまったらって…。怖かった」
俺の思いをゆっくり、そして確実に言葉にしていく。
ようやく伝えられる日が来たから。
岩「ありがとね。いつも一緒にいて支えてくれて。じんがいたから俺はここまでこれたんだ」
神「そんなことないよ。それは玄樹が頑張ったからで…」
岩「ううん。俺は周りの人に支えられてる。メンバーやマネさんや友達…ほんとに感謝しかないよ」
神「それは俺もだよ」
岩「だからこれからも……一緒にいて欲しい」
手が…震える。
岩「もっともっと、いろんな世界を一緒に見ていきたい」
神「俺もだよ」
握りしめていたバッグからプレゼントを取り出した。
岩「お誕生日、おめでとう」
神「えっ、俺に?…玄樹ありがとう」
岩「うん」
神「開けていい?」
岩「うん」
マフラー。
神に似合うと思う柄を探してやっと見つけた。
神「チェックだ。可愛い」
岩「…気に入ってくれた?」
神「すげぇ気に入った!」
岩「よかった…!」
神「これからもよろしくな」
岩「…うんっ、よろしく!」
固い握手を交わして、またここから何かが始まった気がする。
平「おーい、そろそろ帰ろーぜー」
神「おう」
紫耀の方を見ると、下手くそなウインクをされて思わず笑みが溢れた。
ありがとう。
これからもよろしくね。
end
ーー
神さん、昨日中に書き終わらずごめんね。
お誕生日おめでとう!
今回はじぐいわにしてみました。
いかがでしたかね?
次からまた話に戻りますー。
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ゆっぴー - そろそろ亮チン出してください。 (2022年3月16日 20時) (レス) @page44 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、いつもコメントくださりありがとうございます!28章かー。って感じです笑早かったような長かったような。次の章でも頑張ります! (2020年12月11日 16時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» もう27章も終わりですね。お疲れ様です。そして27章も赤星獲得おめでとうございます。次の28章目も頑張ってください。 (2020年12月11日 13時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - いろさん» いろさん、感想いただきありがとうございます!そう言っていただけてよかったです(*^^*)なかなか上手く書けなくて、んー…ってなったりもしてたので安心しました。これからもこの小説をよろしくお願いします! (2020年12月11日 7時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
いろ - こんばんは。リクエストのお話書いていただきありがとうございました!素直になりきれない紫耀くんが可愛くて、それを分かってくれる岸くんとの関係性もとても素敵でした!今後のお話も楽しみにしています。お体に気をつけて頑張ってください。 (2020年12月11日 2時) (レス) id: 28fd143c2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2020年10月23日 16時