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永瀬side
永「ふぅ」
スタッフさんが気を遣ってコーヒー出してくださるから、なんかガバガバ飲みすぎてトイレ近い。
本番前とかテスト中に抜けてたから紫耀にバレることはなかったけど。
永「まだ撮ってるよきっと」
コンビニでも行ってこよかな。
暇やし。
まだ終わらんやろし。
バタバタバタッ
永「ん？」
ス「永瀬さんいませんか？！永瀬さん！」
永「えっ、俺探されてない？」
呼ばれてる永瀬さんが俺かは知らんけど、なんとなくトイレを出て声のする方へ向かった。
ス「あっ！永瀬さん！」
永「やっぱ俺っすか？」
ス「早く戻ってください！平野さんが！」
永「えっ！しょおがっ？！」
何かはわからんけど聞いた瞬間に勝手に足が動いてた。
紫耀に何か起きたんや。
早く戻らな！
バタバタッ
ガチャ
ス「連れてきました！」
永「しょおっ！！」
平「はぁっはぁっ…」
スタジオに戻ると、紫耀が床にうずくまっとった。
慌てて駆け寄って背中をさすってその体を包み込む。
こんなに震えて、怖かったやろ。
平「れ、れんっ…」
永「怖かったな。もう離れへんから大丈夫大丈夫」
平「はぁっはぁ……ありがと」
乱れていた呼吸は少しづつ落ち着いてきたようで、まだそこまで酷くはなかったみたい。
スタッフさんから受け取ったお水を近づけると、コクコクと飲んでくれて一安心。
ス「あの、少し控え室で休まれますか？」
永「そうっすね。しょおそうしよっか」
平「いい」
永「えっでもまだ…」
平「もう大丈夫。すみません、お待たせしました」
そういうと、ゆっくり立ち上がって俺に微笑んだ。
お前はそういうやつやったな。
現場が自分のせいで押してるなんて許せへんのやろ。
永「無理はすんなよ。しんどなったら言うんやで」
平「うん」
永「お願いします」
監「平野くん、本当に大丈夫かい？」
平「はい、監督。止めてしまってすみませんでした」
プロ意識の強い紫耀は監督に頭を下げて立ち位置に戻った。
お前は強いよ、ほんま。
それからは俺も抜けることなく様子を見てた。
紫耀は取り乱す前と何ら変わらずお芝居してて、改めてすごいやつやなって思い直した。
ス「お疲れ様でした！」
平「お疲れ様です」
永「しょおおつかれ」
平「れん、ありがと」
撮影は無事終了。
結局俺最後までおったわ。
永「帰ろか」
平「うん」
紫耀と一緒にスタジオを出て控え室へと向かった。
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ゆっぴー - そろそろ亮チン出してください｡ (2022年3月16日 20時) (
レス) @page44 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、いつもコメントくださりありがとうございます！２８章かー。って感じです笑早かったような長かったような。次の章でも頑張ります！ (2020年12月11日 16時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» もう27章も終わりですね。お疲れ様です。そして27章も赤星獲得おめでとうございます。次の28章目も頑張ってください。 (2020年12月11日 13時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - いろさん» いろさん、感想いただきありがとうございます！そう言っていただけてよかったです(*^^*)なかなか上手く書けなくて、んー…ってなったりもしてたので安心しました。これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2020年12月11日 7時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
いろ - こんばんは。リクエストのお話書いていただきありがとうございました！素直になりきれない紫耀くんが可愛くて、それを分かってくれる岸くんとの関係性もとても素敵でした！今後のお話も楽しみにしています。お体に気をつけて頑張ってください。 (2020年12月11日 2時) (レス) id: 28fd143c2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2020年10月23日 16時
