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平野side
平「れん、おはよう」
永「……ぁよ」
平「…」
ただボソッと小さく聞こえてくるだけ。
なんて言ったのかも聞き取れないくらい。
目も合わせてくれないし顔色もよくない。
それは廉だけじゃなくてみんな。
あんなに元気な岸君がいつもぼーっとしてて、海人も暗いし、じんと玄樹と遊びに出かけることもなくなってしまった。
なんでこんなことになったのかな。
全ては今起きている騒動のせい。
平「はぁ…」
前のようなみんな笑顔でバカやってた頃に戻りたいな。
「なぁ、あいつの顔見たかよ」
「ははっ、見たみた！ちょー受けたわ」
廊下を歩いていると、スタッフさんの声がトイレから漏れてきてる。
静かだからどうしても聞こえてしまう。
「永瀬さ、絶望って顔してたぜ！あのカバンめちゃめちゃいいやつなんだろ！」
平「永瀬…」
「神宮寺もさ、衣装さんに疑われて冷や汗かいてたよ笑 いやーまじ笑えたわ」
平「……神宮寺？」
待って。
永瀬に神宮寺って…
しかも神宮寺ってそうそういないよな。
このセットってもうキンプリしか…
物陰に隠れ、２人の話し声に耳をすませた。
「高橋もタブレットなくなって仕事できないってさ笑 金持ってんだから買えよって感じ」
「まじそれな。いい反応してくれるからまじで楽しいわ」
こいつら…
こいつらがやったんだ。
間違いない。
だって、タブレットが無くなったことはマネさんや事務所の人間にしか言ってない。
知ってるはずがないんだ。
平「あのっ」
いてもたってもいられず彼らの前に飛び出すと、２人とも目を見開いた。
「びっくりした…。あれ、どうされたんですか？」
「あっ、トイレ使いますよね。じゃあ我々は失礼します」
平「待ってください！」
大きな声で引き止めると、振り向いた彼らの顔はひどく冷静だった。
「なんですか」
平「今の話…聞いてました」
俺もなんとか冷静を装って話を切り出してみる。
平「れんたちへの嫌がらせって、、あなたたちなんですか？」
「嫌がらせって例えば？」
平「私物を壊したり、衣装を傷つけたり…」
「あー、まぁ…そうですね」
平「お願いします。もうやめてください。あいつらがなにやったっていうんですか」
「すみません、ちょっとむしゃくしゃしてて。もうしませんので」
平「…え、、あー…お願いします。もうやめてください」
あっさりと謝ってきて拍子抜け。
とりあえずはよかったけど。
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ゆっぴー - そろそろ亮チン出してください｡ (2022年3月16日 20時) (
レス) @page44 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、いつもコメントくださりありがとうございます！２８章かー。って感じです笑早かったような長かったような。次の章でも頑張ります！ (2020年12月11日 16時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» もう27章も終わりですね。お疲れ様です。そして27章も赤星獲得おめでとうございます。次の28章目も頑張ってください。 (2020年12月11日 13時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - いろさん» いろさん、感想いただきありがとうございます！そう言っていただけてよかったです(*^^*)なかなか上手く書けなくて、んー…ってなったりもしてたので安心しました。これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2020年12月11日 7時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
いろ - こんばんは。リクエストのお話書いていただきありがとうございました！素直になりきれない紫耀くんが可愛くて、それを分かってくれる岸くんとの関係性もとても素敵でした！今後のお話も楽しみにしています。お体に気をつけて頑張ってください。 (2020年12月11日 2時) (レス) id: 28fd143c2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2020年10月23日 16時
