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永瀬side
大吾から聞いた話は衝撃的やった。
永「…暴行って…」
高「…そんな…」
俺も海人もなんて言っていいのか分からず、ただ小さく声を漏らすだけ。
西「紫耀は、、メンバーへの嫌がらせをやめる代わりに、自分が全て引け受けるからって言ったらしい。そしたら、毎日のように暴力を振るわれて耐えられんくなって手首を…」
永「…ッ…」
たしかに、あれだけ続いていた俺らへの嫌がらせがある時からぱったりとなくなった。
飽きたんやろうって思ってたけど、それは全て紫耀が引き受けてくれてたから…
そんなこと知らずに俺ら…
永「しょお…ごめん…」
平「謝らないでよっ…」
永「…ごめんっ…」
謝って済むことじゃないけど、一人で苦しんでたのに気づいてやれなかった。
こんなに苦しんでたのに…
永「…なんでっ…なんで俺らに相談せぇへんねんっ…！」
高「そうだよ！一人で抱え込んでっ…かっこつけんなっ！」
平「…れん…海人…」
永「俺らはこれからもずっと一緒。仲間であり家族。そう言ってたんは嘘やったん？」
平「…ッ…うそじゃなっ…」
永「もっと俺らを頼ってや。たしかに辛かった。私物壊されたり盗まれたり…苦しかった。嫌がらせが止まった時、嬉しかったよ…。でもっ…それでしょおが苦しんでたら意味ないねんって！」
平「…ぅっ…れんっ…」
西「そっか…そんなことなってたんか」
永「…ああ」
このことは先輩後輩、大吾たちにも言ってなかったからな。
平「ごめんなさいっ…ごめんっ…」
高「しょおっ…バカバカっ…ほんとにバカっ！」
俺らは抱きしめあった。
ほんまによかった。
紫耀が無事にここにいて、それだけで今は十分や。
大吾たちはそんな俺らの様子をしばらく見てから、静かに席を立って帰っていった。
ほんまありがとう。
大吾、流星、長尾。
お前らのおかげで紫耀は今こうして生きてる。
そのあと駆けつけた優太たちにも全てを話し、再び全員で抱き合って涙した。
紫耀に暴行を振るっていたスタッフたちは、事務所の人が通報して逮捕。
嫌がらせも全て認めたらしい。
そして紫耀の手首の傷跡は、しばらくして完全に消えてくれた。
よかった。
何があっても俺らは一緒。
一人で苦しませたりはしない。
やってさ、もう俺ら…家族やんか。
end
ーーーーーー
『いじめ』編、完結です。
長かったな…
はるきさん、いかがでしたか？
最後までお読みいただきありがとうございました！
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ゆっぴー - そろそろ亮チン出してください｡ (2022年3月16日 20時) (
レス) @page44 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、いつもコメントくださりありがとうございます！２８章かー。って感じです笑早かったような長かったような。次の章でも頑張ります！ (2020年12月11日 16時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» もう27章も終わりですね。お疲れ様です。そして27章も赤星獲得おめでとうございます。次の28章目も頑張ってください。 (2020年12月11日 13時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - いろさん» いろさん、感想いただきありがとうございます！そう言っていただけてよかったです(*^^*)なかなか上手く書けなくて、んー…ってなったりもしてたので安心しました。これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2020年12月11日 7時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
いろ - こんばんは。リクエストのお話書いていただきありがとうございました！素直になりきれない紫耀くんが可愛くて、それを分かってくれる岸くんとの関係性もとても素敵でした！今後のお話も楽しみにしています。お体に気をつけて頑張ってください。 (2020年12月11日 2時) (レス) id: 28fd143c2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2020年10月23日 16時
