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平野side
マ「大丈夫か？」
平「…はぁっ…はぃ…」
収録の後、いつも通り別室に呼び出された。
何回受けても慣れない暴行。
痛くてしんどくて。
特に今日は熱が邪魔をしてる。
終わった後、フラフラになりながらなんとか楽屋に戻り、そのまま力尽きて床に倒れた。
そこをマネさんが見つけて、連れて帰ってきてくれたんだ。
マ「ほんとに大丈夫か？やっぱ病院に…」
平「大丈夫ですからっ…」
病院なんか行ったらあざとか傷とかがバレてしまう。
絶対にダメだ。
マ「今は家には誰もいないのか…」
平「大丈夫です…けほけほっ、、大人しく…寝てます」
マ「これ、薬と冷えピタな。部屋までは付き添うから」
ベッドにたどり着いて横になると、全く立ち上がれないくらいに全身に力が入らなくなった。
体はもう限界って言ってるのかな。
マ「じゃあ俺帰るな。永瀬には連絡入れておいたから」
平「ぇ…あっ、はい…」
廉には言って欲しくなかったけど…仕方ないか。
マネさんが帰った後、しんどくて薬を飲んでる余裕もなく、そのまま眠ってしまった。
ヒヤッ
平「…ん…」
永「ごめん、起こしたな」
平「…れん？」
目を開けると視界の中に廉の顔があった。
そっか。
帰ってきてからそのまま…
永「結構熱あんな。また無理したんやろ。マネさんから連絡きて慌てて帰ってきたわ」
平「ごめんね」
永「…いや、よー頑張ったな」
優しく頭を撫でられて、それだけで俺の脆くなった涙腺が緩みだす。
永「ん？どした？」
平「…ううん…なんでもない…」
熱でよかった。
多少目がうるんでてもわからないし。
永「風呂入るか？でも体冷えてまうしやめといた方がいいか。タオルで体拭くとかにするか？」
えっ、、
タオルで体…
平「いっ、いい！ゲホゲホっ…けほっ…」
永「ほら急に大きい声出すから。落ち着いて」
咳が止まらなくなって、背中をさすられながら落ち着くのを待った。
永「うん、落ち着いたな。なんか食うか？」
平「…いい。ごめん」
永「薬飲んでへんやろ。このヨーグルトだけでも食べて薬のみ」
平「わかった」
廉が出て行って部屋には一人。
途端に寂しさがこみ上げてくる。
平「ふっ…ぅぅ…」
体はあちこち痛くて、泣くせいで余計にいたむ気がする。
平「もう…しんどい」
楽になりたい。
なんで毎日こんな思いしなくちゃならないんだよ。
体を起こし、引き出しをそっと引いた。
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ゆっぴー - そろそろ亮チン出してください｡ (2022年3月16日 20時) (
レス) @page44 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、いつもコメントくださりありがとうございます！２８章かー。って感じです笑早かったような長かったような。次の章でも頑張ります！ (2020年12月11日 16時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» もう27章も終わりですね。お疲れ様です。そして27章も赤星獲得おめでとうございます。次の28章目も頑張ってください。 (2020年12月11日 13時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - いろさん» いろさん、感想いただきありがとうございます！そう言っていただけてよかったです(*^^*)なかなか上手く書けなくて、んー…ってなったりもしてたので安心しました。これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2020年12月11日 7時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
いろ - こんばんは。リクエストのお話書いていただきありがとうございました！素直になりきれない紫耀くんが可愛くて、それを分かってくれる岸くんとの関係性もとても素敵でした！今後のお話も楽しみにしています。お体に気をつけて頑張ってください。 (2020年12月11日 2時) (レス) id: 28fd143c2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2020年10月23日 16時
