検索窓
今日:11 hit、昨日:42 hit、合計:228,997 hit

6 ページ6

永瀬side

プ「そこで待ってて」



プロデューサーさんは、何かの資料を取りに俺らを残して出て行った。



岸「しょう、大丈夫か?」

平「…(コク…)」




なんとか立っている紫耀もすでに顔が真っ青。

ほんまにそろそろ休ませな倒れるやつや。




永「しょお、座っとき。床でお尻痛いかもやけど」

平「だいじょうぶ…」

岩「いや、顔色やばいから!しんどいでしょ?」

平「…でも」

プ「ごめんお待たせ」




無理やり紫耀を座らせようとしていた時、プロデューサーさんが戻ってきた。




永「すみません、しょおだけ座らせたらダメですか?」

プ「すぐ終わるから我慢して」

高「で、でもっ…」

プ「これ資料ね。今度君たちだけで30分の特番を考えてるんだけど…」




プロデューサーさんは紫耀の様子に気づいている様子もなく、淡々と打ち合わせを進めていく。



プ「今度正式に打ち合わせはするつもりだけど、これだけ把握しておいてほしいから」



そう言って俺らに数枚のプリントを渡す。


ありがたいよ?
俺らだけで特番なんて。

でもその打ち合わせ、今日やないとあかん?




神「しょう、頑張れ」

平「…」




ずっと俯いて首を振って応答していた紫耀は、ついに反応すらしなくなった。




プ「トークは盛り上げたいところだから…」




この人なんで気づかんの?

紫耀の様子、明らかおかしいやん。

プロデューサーのくせに周り見えてへんの?




永「しょお?」




小声で顔を覗き込むけど前髪でよく見えへん。

体もなんとか俺が左手で支えている状態。

離したら倒れてしまいそうで。




プ「君たち聞いてる?」

永「すんません、このあとまだ仕事があって…。打ち合わせはまた今度でお願いできませんか?」

プ「えっそうなの?んー…まぁそれなら仕方ないかー…。じゃあお疲れ」

5「「お疲れ様です!」」




やっと引き下がってくれた。

たった5分が数十分にも感じたわ。

よっしゃ、楽屋に戻ろうっ!




永「しょお頑張ったな。楽屋戻っ…(ガクン)しょおっ!!」



突然紫耀が視界から消え、床にぐったりと倒れていた。




平「…ぅぅ…」

岸「しょう!!しっかりしろ!」

高「しょおっ!」




呼びかけても苦しそうに息をするだけ。
ほんま顔色が真っ青。




永「しょお聞こえる?」

平「…れ……はぁ…はぁ」

岩「俺マネさんに連絡してくる!」

神「とりあえず楽屋に運ぼう」



抱え上げて、人目を避けながら楽屋までひたすら走った。

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (167 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
284人がお気に入り
設定タグ: , 風邪 , 平野紫耀
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、感想いただきありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。23章もあっという間でした。リクエストも承知いたしました。お話考えてみます。 (2020年7月1日 19時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» 徐々にエスカレートしていき紫耀くんはリスカをするようになります。紫耀くんは5人を守るために我慢し続けるって感じで。助ける役は長尾くん、大西くん、西畑くんでお願いします。 (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» 会話を聞くとスタッフ達が嫌がらせの犯人だって分かります。紫耀は廉達の嫌がらせを辞めるように言います。スタッフ達は素直に聞き嫌がらせも無くなり廉達は元気を取り戻します。しかしその代わり紫耀くんが逆らったためスタッフ達から苛めを受けます。 (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» リクエストです。紫耀以外の5人が間接的な嫌がらせにあいます。最初に岸くんは毎日携帯に悪口メールが届く、次にじぐいわは衣装をボロボロにされる、れんかいは私物を壊される。5人は笑わなくなります。紫耀が廊下を歩いてるとスタッフ達が会話してるところに遭遇します (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» 書いてくれてありがとうございます。甘えた紫耀くん、とても可愛くて私的には超レア物でした。私好みに書いてくださりありがとうございます。読んでる間はすごく癒されました。とても良かったです。もうそろそろ23章目も終わりですね。23章目お疲れ様でした。 (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:晴はる | 作成日時:2020年6月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。