俺らが紫耀を守るから23

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佐藤side

佐「紫耀、俺ら隣で寝てるから何かあったら言ってね」

平「…うん」



まだ顔色は良くないし元気もないけど、少しずつ甘えてくれるようになってきた。



有「俺ここにしよ」

知「じゃー俺ここ」



みんなそれぞれ場所を決めてゴロンと横になった。



平「みんな…いっしょ…」

有「うん、一緒だよ」

平「…てぇ…」

有「ん？ふふ、繋ごっか」



紫耀が布団の中から伸ばした手を、有岡くんが優しく包み込んだ。



有「お腹トントンしてるから眠くなったら寝ちゃいな」

平(コクン)



男５人、和室に雑魚寝状態。

右から知念くん、有岡くん、紫耀、俺、聡って感じ。






トン…トン…





知「寝た？」

有「しっ！まだっ…」

平「…ん、、スー…スー…」

有「あっ寝た！」

佐「ほんとだ」



みんなで真ん中の紫耀を覗き込めば、スヤスヤと気持ち良さそうな、でもどこか安心したような顔で眠っていた。



知「かわいい♪」

有「一人で居たくなかったから俺らを呼び止めたのかな？」

松「たしかにこの広い家に一人は怖いな…」

知「特に体調崩してる時は心細いよね」

有「みんないつ帰ってくるの？」

佐「わかんないです」



そこから数十分他愛もない会話をして、俺らも眠りについた。








佐「ふぁっ…ん、、朝…」



まだみんなは寝てる。

紫耀なんか、有岡くんにくっついちゃってるし笑


顔色はマシになってる。
熱もなし！よかった。



そのまま起こさないように部屋を出て、顔を洗って、着替えて、簡単な朝食作り。


この家の冷蔵庫、意外にちゃんと食材入ってるんだよね。
まぁ料理するのは恐らく岸くんや紫耀だと思うけど。

ちゃんと作ってみんなで食べてるんだな。




知「ふぁ〜…はよー」

佐「あっ、おはようございます」

知「凄いいい匂いしたから目が覚めた笑」

佐「適当なものしかできないですけどね。まだ他のみんな寝てます？」

知「うん寝てる。平野くんも顔色マシになってたね」

佐「はい、よかったです」




先輩に気にかけてもらってる紫耀は幸せものだね。




知念くんも手伝ってくださって、出来上がった頃に有岡くんが起きてきた。




有「おはよー！いい匂いー！」

知「大ちゃんおはよー」

佐「いまできたとこです。紫耀たちはまだでした？」

有「うん、気持ち良さそうに寝てるよ」

知「ふふ、平野くんくっついてたね笑」

有「夜中隣見たら、凄い抱きつかれてた笑」



それだけ紫耀も気を許してるってことだよな。

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