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神宮寺side

岸「しょーう!!」

神「岸くんいたっ?!」

岸「いや、こっちにはいねぇ」



どこいったんだよあいつ。

熱もあるし体調だって良くないくせに。



神「たく、、れんの気持ちもわかるけどさ、毎回言い過ぎなんだっつーの」

岸「それでしょうも意地張っちゃうんだよ…」



厳しいこと言ったけど、もちろん廉の気持ちだってわかってる。
紫耀を一番心配してるのも廉だし、過保護だし。

でもあの言い方は良くなかったよな。
紫耀も泣いてたし。



岸「あっち探してみるか」

神「そうだね……ん?ちょっと待って」

岸「どした?」



何か、、聞こえる?


誰かの呻き声?泣いてる声?いや、咳してる?



神「この部屋から聞こえる…」

岸「ここ、空き部屋?」



岸くんと顔を見合わせた後、空き部屋のドアをゆっくりと開いた。




平「うっ…ぐすっ、、けほっ…げほげほ…」

神「しょう!」

岸「しょうっ!!」



床に座って泣きながら咳き込んでて、名前を呼んだらパッと顔を上げた。

顔は泣きすぎてか熱のせいなのか真っ赤でぐちゃぐちゃ。

慌てて駆け寄って背中をさすってやる。



神「大丈夫か?」

平「じ、ん……きしくっ…ん…ごほっ…ゲホゲホッ」

岸「無理に喋んな。深呼吸してごらん」



背中を上から下にゆっくりとさすって、岸くんが目の前で深呼吸を促した。



平「ごめっ……ごめんなさいっ…」

神「大丈夫だから。みんな怒ってないし」

平「けほっ…でも…れんっ…ふっ、ぅぅ…ごめんなさいぃっ…」



やっと落ち着いてきたのに、また思い出したのか泣き始めてしまって呼吸も乱れてくる。



平「はぁはぁ…ケホケホ…はぁっ…けほっ…」フラッ

神「うわっと…!しょう?」

岸「熱かなり上がってるよ…」



倒れてきた体を支えるとあっつあつ。

泣きすぎて上がっちゃったか。



神「とりあえず楽屋もどろう」

岸「だな」



岸くんの背中にのせて立ち上がった時、遠くから声。



高「しょおー!じーん!岸くんー!」

岸「海人ーっ、こっちだー!」

高「いたっ!はぁはぁ…しょお、見つかったんだね」

神「ああ、ただ熱高くてさ、楽屋戻ろうと思って」

高「ほんと、、れんのせいだもん…。あんなしょおが気にしてること言うなんて…れんのばかっ」

神「まぁまぁ。あいつも本心はめちゃめちゃしょうのこと心配してるんだよ。それを表すのが下手なだけ」

高「……れんのばか…」



海人の肩を抱いて、なだめながら3人で楽屋まで歩いた。

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晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、感想いただきありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。23章もあっという間でした。リクエストも承知いたしました。お話考えてみます。 (2020年7月1日 19時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» 徐々にエスカレートしていき紫耀くんはリスカをするようになります。紫耀くんは5人を守るために我慢し続けるって感じで。助ける役は長尾くん、大西くん、西畑くんでお願いします。 (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» 会話を聞くとスタッフ達が嫌がらせの犯人だって分かります。紫耀は廉達の嫌がらせを辞めるように言います。スタッフ達は素直に聞き嫌がらせも無くなり廉達は元気を取り戻します。しかしその代わり紫耀くんが逆らったためスタッフ達から苛めを受けます。 (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» リクエストです。紫耀以外の5人が間接的な嫌がらせにあいます。最初に岸くんは毎日携帯に悪口メールが届く、次にじぐいわは衣装をボロボロにされる、れんかいは私物を壊される。5人は笑わなくなります。紫耀が廊下を歩いてるとスタッフ達が会話してるところに遭遇します (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» 書いてくれてありがとうございます。甘えた紫耀くん、とても可愛くて私的には超レア物でした。私好みに書いてくださりありがとうございます。読んでる間はすごく癒されました。とても良かったです。もうそろそろ23章目も終わりですね。23章目お疲れ様でした。 (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴はる | 作成日時:2020年6月12日 23時

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