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永瀬side
永「しょお、ほんまいい加減にし」
平「なんで、、そんな言い方するの…」
永「お前のために言ってるんや。今までも何度も倒れてきたやろ。無理して無茶して、数えきれんくらい後悔してきたんちゃうの」
平「…ッ…」
紫耀は自分が人よりも体が弱いことを気にしてる。
だからこんなこと言うんは酷やってわかってるよ。
わかってるけど…こいつは何回言ってもわかってくれへんから、倒れるたびにこっちの身がもたへんのよ。
神「れん落ち着いて。言い過ぎ」
永「みんなは思わんの?お前らだって何回も見てきたやろ」
岩「そうだけど…」
俯いたままポロポロと涙を流す紫耀に、みんな心配そうに視線を向けた。
平「なん、でっ…」
永「ん?」
平「れん…俺が、、体のこと言われるのっ…嫌って知ってんじゃんっ…なのに、なんでっ…うっぅぅ…」
高「しょお…」
俺かて言いたくないよ。
言いたくないに決まってるやん。
こんな泣かせたいわけやないし、傷付けたいとも思ってへん。
だから、たまには俺の言うこと聞いてや。
永「しょお、頼むから。しょおのためを思って言ってんの。な?」
平「いやっ!」
一瞬何が起きたのかわからんかった。
紫耀の肩に乗せていた俺の手が、痛みを感じた途端に宙をかいて下に落ちた。
永「しょお…」
平「れんのバカっ…嫌いっ…れんなんか大っ嫌い…!」
岸「しょう!!」
突然大声でそう言い放つと、支えていたみんなの手も振りほどいて楽屋を飛び出していった。
岩「どうしよっ…」
神「はぁ…れん、心配なのはわかる。わかるけど、言い方きつすぎるよ」
岸「俺もそう思う。もう少し気持ち考えてやれよ」
永「…」
神「俺、探してくる」
岸「俺も行くよ」
神と優太は後を追って楽屋を出て行った。
高「れん…」
永「…なに?」
高「昔はあんなきつく言ったりしなかったじゃん…。ちゃんとしょおの気持ちを考えながら言ってたし、あんな傷つけるようなこと……れんの、、れんのバカーーーっ!!」
そしてバカという言葉を残して海人も出て行った。
岩「れん…」
永「はぁ…。玄樹もしょおのとこ行きや」
岩「ううん、俺はれんとここにいる」
永「別にええから…」
岩「たしかに言い方はきつかったよ?俺もそう思う。でも、しょおのためなのは分かってるから。れんの気持ちも」
永「玄樹……、ありがと」
岩「ううん」
なんだか泣きそうになったんは俺だけの内緒。
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晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、感想いただきありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。23章もあっという間でした。リクエストも承知いたしました。お話考えてみます。 (2020年7月1日 19時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» 徐々にエスカレートしていき紫耀くんはリスカをするようになります。紫耀くんは5人を守るために我慢し続けるって感じで。助ける役は長尾くん、大西くん、西畑くんでお願いします。 (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» 会話を聞くとスタッフ達が嫌がらせの犯人だって分かります。紫耀は廉達の嫌がらせを辞めるように言います。スタッフ達は素直に聞き嫌がらせも無くなり廉達は元気を取り戻します。しかしその代わり紫耀くんが逆らったためスタッフ達から苛めを受けます。 (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» リクエストです。紫耀以外の5人が間接的な嫌がらせにあいます。最初に岸くんは毎日携帯に悪口メールが届く、次にじぐいわは衣装をボロボロにされる、れんかいは私物を壊される。5人は笑わなくなります。紫耀が廊下を歩いてるとスタッフ達が会話してるところに遭遇します (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» 書いてくれてありがとうございます。甘えた紫耀くん、とても可愛くて私的には超レア物でした。私好みに書いてくださりありがとうございます。読んでる間はすごく癒されました。とても良かったです。もうそろそろ23章目も終わりですね。23章目お疲れ様でした。 (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2020年6月12日 23時