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岸side
スタッフさんたちは嫌な顔なんて一つもせず、「平野くん今忙しいもんね。お大事に」「みんなも体には気をつけて」って俺らの心配までしてくださって。
ほんとに良い方々に囲まれてるよな。
幸せ者だわ。
紫耀も気にしてるだろうから早く楽屋戻って教えてやらねーと。
神「ん?なんか聞こえない?」
岸「えっ?ああ確かに」
誰か歌ってるのかな?
歌声っぽいのが聞こえる。
まぁスタジオだったら別によくあることだし。
ガチャ
神「…」
岸「じんどした……」
パタン
んっと…
えっと…
岸「今のなに?」
神「俺に聞かないで」
一度閉めた扉を再び開いて覗いてみる。
永「しょおー、寝てもいいで?」トーントン
岩「♪きみはーシンデレラガール…」
高「My precious one〜♪」
紫耀を抱き抱えて背中をトントンする廉と、手をつないでスキップしながらシンデレラガールを熱唱している玄樹と海人。
さっきと空気感違いすぎねぇ?
岸「じん、もう一回聞くけど、、これなに?」
神「じゃあ俺ももう一回言うけど、俺に聞かないで」
俺らにはとても理解できない。
この数分の間に一体なにが?
神「あの…ただいま」
永「おー。大丈夫やった?」
岸「まぁな」
高「おっかえりー!」
岸「あの…なにしてんの?」
高「ふふ、しょおにね!子守唄歌ってあげてたのー!ねー玄樹くん♪」
岩「ねっ、海人♪」
子守唄… だったんだ…
逆にあんな動かれてると気が散って仕方ないと思うけど。
永「全然寝ぇへんねんけどな笑」
神「だろうね」
だって紫耀、泣いたから少し赤くなってるけどお目めパッチリ開いてるから笑
とりあえず帰り支度を始めながら紫耀の様子を観察。
その途中、廉はスタッフさんに呼ばれて少し出ちゃってて、今は紫耀がソファで一人。
出ていく間際に渡された廉の上着をギューっと抱きしめて転がってる。
神「しょう?今はしんどくない?」
平「…ん」
岩「寝ちゃってもいいんだよ?」
平「…ん」
高「子守唄また歌おうか?」
平「…いい」
高「あっそっか」
岸「しょうー、どしたー?」
なんか変というか、いじけてる?
唇とがってるし。
岩「寂しいんだよね。れんがいなくて笑」
平「(ギュッ)違う…もん…」
高「かっわいい〜!」
神「思いっきりれんの服抱きしめてんじゃん笑」
平「違うっ!」
みんなでからかってたら完全にいじけて顔を上げてくれなくなっちゃった笑
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晴はる(プロフ) - はるきさん» はるきさん、感想いただきありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。23章もあっという間でした。リクエストも承知いたしました。お話考えてみます。 (2020年7月1日 19時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» 徐々にエスカレートしていき紫耀くんはリスカをするようになります。紫耀くんは5人を守るために我慢し続けるって感じで。助ける役は長尾くん、大西くん、西畑くんでお願いします。 (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» 会話を聞くとスタッフ達が嫌がらせの犯人だって分かります。紫耀は廉達の嫌がらせを辞めるように言います。スタッフ達は素直に聞き嫌がらせも無くなり廉達は元気を取り戻します。しかしその代わり紫耀くんが逆らったためスタッフ達から苛めを受けます。 (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» リクエストです。紫耀以外の5人が間接的な嫌がらせにあいます。最初に岸くんは毎日携帯に悪口メールが届く、次にじぐいわは衣装をボロボロにされる、れんかいは私物を壊される。5人は笑わなくなります。紫耀が廊下を歩いてるとスタッフ達が会話してるところに遭遇します (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 晴はるさん» 書いてくれてありがとうございます。甘えた紫耀くん、とても可愛くて私的には超レア物でした。私好みに書いてくださりありがとうございます。読んでる間はすごく癒されました。とても良かったです。もうそろそろ23章目も終わりですね。23章目お疲れ様でした。 (2020年7月1日 17時) (レス) id: a18184d9a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2020年6月12日 23時