俺らが紫耀を守るから22

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神宮寺side

平「れぇん、、」

永「ん？」



海人と上に来てみれば、とにかく廉にくっつく紫耀と、満更でもなさそうな廉と、はたから優しく見守る玄樹と、顔がとろけ気味の岸くん。


なんだこれは。



神「岸くん、なにこれ？…おーい、岸くーん」

岸「えっ！ああ神宮寺か」

神「顔のニヤニヤやばかったよ？笑」

岸「まじで？！」



自分では気づいていなかったみたい。


たしかに今の紫耀は熱のせいか、頰はピンクに染まり目はウルウル、少しはだけたパジャマからは鎖骨がのぞいていてすげぇ色っぽい感じになってる。

ブログにでも画像をアップすればティアラたちが悶絶するやつだろう。




岸「しょうが甘えたなんだよ。廉にくっついちゃってて」

高「しょおちゃーん、れんがいいのー？」

平「(コク)れんっ…」

永「はいはい。手握るんやろ？」

平「んふっ…」




んふって笑

嬉しそうだな。




岩「しょお、ねんねの前にお熱測ろうね」




玄樹もなぜか「ねんね」になってるし。
紫耀は熱出したら幼くなるからね。
その気持ちもわかる。




平「けほっ、、んぅ？」

岩「んーと、、あー…高いね」

永「なかなか３９度台からは抜け出せなさそうやな」

平「こほっ…けほけほ…」

永「明日ってしょおの仕事何かわかる？」




咳が出てきた紫耀の背中を優しくトントンしながら、何事もないように俺らに話しかけてくる。
ママ感やばいな。




神「えっと、雑誌が３誌入ってんね」

永「雑誌か…マネさんに聞いてみて」

神「はいよ」



マネさんに電話して明日の仕事の延期をお願いしたら、もう延期の手配をしてくれていたみたい。

さすがです。




神「マネさんもうずらしてくれてたわ。さすが、俺らのマネは仕事が早いですね」

岩「ほんとにありがたいよね」

永「しょおー、明日お休みなったからしっかり寝て治そうな」

平「おやすみー…？」

永「おやすみやで」

平「んー…れんは…いるぅ…？」

永「うん、おるよ」

平「やったぁ…」




ふにゃっと笑顔を向けてきた紫耀から、みんな慌てて視線を外し顔を覆う。




ああやっべ。
可愛いわ。




みんな同じこと考えてるみたいで、顔を覆ったり頭を抱えて悶絶中。


廉は鼻の下伸ばしてるし。
顔面国宝さーん、顔やばくなってますよー。




平「れん……んん…れぇ…ん…」

永「おるから。安心して寝な」

平「ん…」



廉にくっついたまま寝る体制に入った紫耀をみんなが優しく見守る。

早く元気になってね。

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