俺らが紫耀を守るから22

10 ページ34

永瀬side

永「海人しかおらんかったら？どうするん？」

平「…ぐすっ、、」

永「泣いてたらわからん。しょお、こっち見て」

平「…うっ…ゔーー…ひっく、、」

永「ちゃんと言えんの？しんどいって、ちゃんと海人にも言えるん？」

平「……い、、言えるっ…海人にもっ、、言うからっ…」

永「ほんまやな？嘘ちゃうな？」

平「(コクコク)…こわいっ、、怖い、れん…いやっ…」

永「ふぅー…ごめんごめん。おいで」

平「うわぁぁん…」




ぎゅっとしてやると思いっきり泣きだした。

ちょっと意地悪しすぎてもうたかな。




永「いじわるしてごめん。でもしょおのためなんよ？こうまでしないと頼らへんやろ？」

平「…(コク)」




そこは素直に頷くんや笑
正直やな。




永「みんなにも言わせてもらうからな。しんどい時はちゃんと言うって約束してくれたからって」

平「グスッ…わか、、た…」

永「はい、ええ子や」




頭をヨシヨシすると、ぐちゃぐちゃな顔であっという間にふにゃっと笑顔。

やっぱ素直で正直や笑





永「ほら、横なるよ。はいごろーーーん！」

平「へへ、、ごろんっ…」




ベッドに優しく転がすと、本人もニコニコ嬉しそうに転がった。




永「冷えピタぬくいな。替えのやつは、、下か。取ってくるから待っとって」

平「いやっ！」

永「うわっ！もーくっつかんの」




甘えたちゃんになってるから少しでも離れようものなら思いっきり抱きついてくる。


これは取りに行かれへんな。
誰かに頼むか。








俺誰かー、冷えピタプリーズ




ピコンッ


優太はいよー






返信早っ。

でも助かった。




永「しょお、優太が持ってきてくれるらしいから。俺はここにおるよ」

平「いかない？」

永「うん、行かへん」

平「んー」




俺の胸に向かって、謎の頭ぐりぐり攻撃。






岸「おーい。持ってきた…って何やってんの？」

永「俺もわからん」

岩「すごいぐりぐりされてんじゃん笑」




ぐりぐり攻撃は２人が来てもなお継続中。

あの紫耀さん、そろそろ痛いんですけども。




永「しょお、ほらもう寝るよ」

平「んーん、いや」

永「いやちゃうから」

岸「すげぇ甘えたになってんじゃん笑」

永「そうなんよ。全然離れへん」

岩「しょおかわいいー♪」

平「えへへ」




なんや幸せそうやしまぁえっか。

優太や玄樹にも頭を撫でられてさらに嬉しそう。


苦しんでる姿よりこういう姿の方がええもんな。

11→←9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す