俺らが紫耀を守るから21

ちびっこ紫耀６ ページ48

永瀬side

くっそ…

今頃あいつらは紫耀とディ◯ニーで…




ああっ！くやしいっ！


俺も行きたかった！




午前中だけとかなら合流できたものの、がっつり夜まで仕事。



はぁ…とため息をつきながらコーヒーを流し込んだ。








取「えーでは、、永瀬さんは…」





取材中もなんか集中できない。

気になって気になって。




取「あの、永瀬さん？」

永「えっ？…あーごめんなさい！なんでしたっけ？」




ダメだダメだっ！



ありがたいことに国宝級イケメン１位に選ばれたこともあり、今度雑誌で表紙と特集を組んで頂けることになった。

今はその取材と撮影。

だから気合い入れなきゃいけないのに。

あーくそ。









カ「次笑ってみようか」

永「はい」

カ「ちょっと堅いなー」




何度笑っても笑顔がかたいと言われる。




カ「んー…じゃあ、目の前に小さな子がいるって想像して、優しく微笑んでみよっか」





えっ、小さな子…



ってことは、、紫耀がおるってことか…？





カ「おっいいね！いい笑顔！もっと微笑んでみよう！」





さっきより自然と笑える…

ちびっこ紫耀のパワーすげぇな。








永「お疲れしたー！」



やっと撮影と取材が終わり、楽屋に戻ってスマホを開くと誰からも連絡なし。


ちょっとは連絡してこいや。

写真とかさ。



まだ外にいるのか気になって神にメッセージを送ると、「今パレードが終わったとこ」とすぐに返事が来た。



永「じゃあ間に合うな」



急いで帰り支度を済ませ、楽屋を飛び出す。






永「マネさん！ディ◯ニーに向かってください！」

マ「…はぁ？なんで？」



はてなを浮かべるマネさんを「まぁまぁ」と納得させ、入り口近くの駐車場まで送ってもらった。



永「あざした！」

マ「えっ、今から遊ぶの？気をつけてよ？帰りとか」

永「大丈夫っすよ。遊びませんし」

マ「？」



未だ訳のわかってないマネさんを手を振って見送り、とりあえず入り口まで行ってみる。



神のメッセージがきてからそんな経ってないし、まだいるはず。

再びメッセージを送ると、「今から帰るとこー」とのこと。







それから数分もしないうちによく知ったシルエットの奴らが歩いてきた。



岸「ぅえっ？！れん？！なんでいんのっ？！」

高「えっ！！まじでれんなのっ？！」

神「まさか来るとは思わなかったわ笑」

岩「たくー心配性なんだから」



反応はみんなバラバラ。

だって帰っても落ちつかんもん。

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