俺らが紫耀を守るから21

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平野side

…はぁ…やっ、、やめてっ！

、、みんなっ…みんなぁっ…









永「しょおッ！！」

平「はぁ…はぁっ…」

永「大丈夫か？うなされてたで」

平「えっ、、ここ…」

高「しょお覚えてる？部屋で過呼吸起こして倒れたの」

平「過呼吸…」



そうだ。
息が苦しくなって、そしたら廉たちが目の前に…




平「えっ、、なんでっ…みんななんでっ…ごめんなさいっ…ごめ、、ごめ、なさっ…」

永「しょお落ち着け！」



よく見渡したら廉、海人、それに岸くん、神や玄樹も。



平「はぁっ！ごめっ…おれっ、、おれっ…」

岸「しょう大丈夫！俺らお前を責めたりなんかしてないから」

平「はぁはぁ…岸、、くん…」

岸「きついこと言って悪かった」

平「はぁ…はぁ…」

永「しょお」




廉に優しく抱きしめられた。

人の温もり…あったかい。



平「れ、ん…」

永「っ！しょお…！」




気がつけば廉の背中に腕を回していた。

安心する。
あんなに会うのが怖かったのに。


本当は寂しかった。
暗くて寒い部屋で孤独だった。

でも、みんなの顔を見るのが、会うのが怖くて。




神「しょう」

平「…じ、んっ…」

神「ごめん…俺、しょうの気持ちわかってなかった。親友なのに、、ごめんな」

平「じん…」

岩「しょお、俺も。きついこと言ってごめん」

平「玄樹…」



謝らないで。悪いのは俺だから。



平「俺、、ごめん…。こんなこと…許されないのに…逃げて…ごめんなさい」

永「しょお」

平「いつのまにか追い詰められて、、仕事が、、人と会うのが怖くて……俺なんていない方がとか考えたら…悲しくて、寂しくて…」

岸「そんなわけねーだろ！！しょうは大事なメンバーで仲間なんだから、いなくていいわけない！」

平「岸くん…」




それは、、ずっと欲しかった言葉…




高「しょおのバカっ！１人で抱え込んで！」

神「しょう！」

岩「しょおっ…！」




肌に感じる５人の温もりが嬉しかった。




平「うっ…ひくっ…ごめ、なさいっ…みんなぁっ！」

永「辛かったな」

岸「もう１人じゃないから」



恋しかった温もり。

心まであったかくなっていく感覚。




平「みんな…だいすき…」

５「「俺らも！」」



逃げてごめんなさい。

もう大丈夫。
みんながいるから、何も怖くないよ。



end
ーーーーーー
『引きこもり』編、完結です。

ならやらわさん、いかがでしたか？

設定がむずかったですね…

お読みいただきありがとうございます！

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