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永瀬side
とりあえず今は何を言っても開けてくれないやろう。
一旦諦め、みんなでリビングで緊急ミーティング。
マネさんには、紫耀が高熱を出したため仕事は厳しいと連絡を入れた。
岸「やっぱ、、昨日のあれだよな…原因」
神「うん、、だろうね」
高「やっぱり昨日、無理やり部屋に行けばよかった」
みんな暗い。
そりゃそうや。
紫耀はあんまりミスを引きずるタイプやないのにああなってしまったってことは、相当疲れが溜まってたとか、元々体調が悪かったとか、何かしら引き金となった要因があったはず。
現に関ジュ時代に引きこもった時も、元から体調が悪かった上に怒られて追い詰められたのが原因やった。
気づいてあげられへんかった。
引きこもってしまうまで。
俺らにも少なからず非はある。
なにやってんねんほんま。
俺ずっと紫耀のこと見てきたんやろ。
岩「れん、自分のこと責めないで」
永「ごめん…俺がもっとちゃんと見てたら…」
岸「れんのせいじゃねーよ!」
神「そうだよ。俺ら全員、しょうのこと何も見えてなかったんだよ」
高「…だね…」
もう何度目か分からないため息を一斉に吐く。
でも、一人苦しんでる紫耀のことを思うと、ため息を吐かずにはいられなくて。
ごめんな、紫耀。
その日の仕事は結局キャンセルにはできず、紫耀抜きの俺らだけで撮影を行うことになった。
高「しょお、一人にして大丈夫かな…」
岩「心配だけど、仕方ないよね」
永「声だけかけに行こう」
階段を登り、閉まったままのドアの前で優しく声をかける。
コンコン
永「しょお、俺ら仕事行ってくる。少しの間一人にしてまうけど、何かあったらすぐに連絡してな」
岸「しょう、昼飯作って冷蔵庫に入れてあるから。腹減ったら食うんだぞ?」
……。
永「行こう」
岸「ああ…」
心配やけど、俺らは重い足取りで仕事に向かった。
高「大丈夫かな…」
楽屋でスマホを握りしめ、紫耀からの連絡を待っている海人。
多分そのスマホが鳴ることはないと思う。
そんな気がする。
岩「…食べたかな?お昼ご飯…」
神「食べてたらいいけど…」
あいつは昔から、悩みごとで思いつめた時は飯を食わなくなる。
倒れるからやめてほしいけど、どうしても喉を通らへんらしい。
無理やり食わせたこともあったけど、そのままその場で戻してしまった。
今回はそうならへんことを祈るしかない。
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ゆっぴー - やっぱり亮チン、キンプリメンバーに入れてください。 (2022年3月14日 22時) (レス) @page19 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - みのりさん» みのりさん、コメントありがとうございます(*^^*)ちびっ子しょうかいは思いつかなかったです。またちびっ子を書くときには挑戦してみます! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みのり - ちびっ子しょうかいお願いします!!! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 20782bc3da (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - ならやらわさん» ならやらわさん!感想ありがとうございます(*^^*)そう言っていただけてよかったぁ〜。またいつでもリクエストくださいね! (2020年5月21日 15時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
ならやらわ - リクありがとうございます!!とてもすきでした、! (2020年5月21日 15時) (レス) id: b15bbf4c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2020年5月6日 16時