俺らが紫耀を守るから21

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平野side

平「えっと…ここ、、どこ？」

高「グスッ…覚えてないの…？」

平「あんまり…」



海人とご飯に行ったことは覚えてる。
それから一緒に飲み食いして…


そのうちだんだん体が熱くなってきて、痒くてかいてたら呼吸がしづらくなって…

そこからが思い出せない。



神「しょうね、海人と飯食ってる途中に倒れたんだよ」

平「えっ…」

高「…」



海人の方を見たら唇をグッと噛み締めていた。



平「えっ…なんで…」

神「しょうって、何かアレルギーある？」

平「アレルギー？」



突然何を聞くんだ？

アレルギー？



なんだっけ。




平「花粉と、犬猫、鳥も…。あと、、フルーツもダメだし…」

神「えっ待って…そんなにあったの？」

平「えっ、うん」



２人とも目を見開いて固まってる。

言ったことなかったっけ？

俺意外とダメなもの多いんだよね。


犬猫がダメなのは結構辛くてさ、実家帰ったらくしゃみと鼻水でひどい事になる。
なぜか平気な時もあるんだけど。



神「昨日食べた中にダメなものなかった？実はアレルギーによるアナフィラキシーショックのせいで呼吸困難を起こしたんだって」

平「アナコンダショック？」

神「………えと、、とりあえずなかった？」

平「食べた中に…」



チヂミ、キャベツ、ユッケスープ、ビビンバ、、あと何食べた？







高「カンジャンケジャン…」

平「カンジャン……あっそうだ！！」

神「えっ！なにっ？！」




カンジャンケジャン…

忘れてた。




平「俺、、、カニアレルギーだった…」

神・高「「はぁぁぁあっ？！！」」




カンジャンケジャンってカニじゃん…

忘れすぎてたー…




神「おまっ……普通忘れねぇだろ…」

高「そもそも、、しょおが食べたいって言ったから…」

平「…うん」




２人は「はぁぁぁ…」と大きなため息をついて項垂れてる。




平「…ごめんなさい…」

神「お前、、まじで死にかけたんだぞっ！」

平「…うっ…」




なにも反論できません…

ごめんなさい…




高「たしかに、、カンジャンケジャン食べてから様子がおかしくなり始めて…、最後のカンジャンケジャンを食べた瞬間に倒れたんだよね…」

神「まじでここまでバカだったとは…」



はい、バカです。

ごめんなさい。




高「しょお…俺っ、、本当に怖かったんだよ？しょおが、、死んじゃったらって…怖くて怖くて…」

平「海人…」



俺のせいで怖い思いさせたんだと思ったら、心が苦しくなった。

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