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高橋side
神が病室の外で連絡を入れてくれている。
完全に忘れてた。
それどころじゃなかったから。
待合室に一人でいた時、本当に不安と恐怖に押しつぶされそうだった。
でも、神が来てくれてすごく安心したんだ。
もし一人で待ち続けてたらって思っただけで震えが止まらなくなる。
高「しょお、ほんとに…よかった」
握った手は暖かくて、それだけで安心できた。
高「早く目覚ましてね」
ガラッ
神「はぁ…疲れた…」
高「どうしたの?」
電話を終え、なぜかぐったりモードで戻ってきた。
神「まじ尋問…れん、、怖ぇ…」
高「何言われたの?」
神「なんで連絡せーへんねん!しょおがそんな危険な目にあってるってのに、考えればそれくらいわかるよな?!なんで忘れたか言うてみっ!!…って…取り調べかと思ったわ…」
高「はは…。で?みんな来るって?」
神「ああ。今日は全員での仕事だったけど、しょうがこんな事になって無くなったじゃん。だから入院の準備してからみんなで来るって」
廉が来たら怒られそうだなぁ…
あの人結構根に持つタイプだから。
神「ふぁぁっ…」
高「あっ、じん寝ていいよ!寝てないもんね」
神「それは海人もじゃん」
高「大丈夫だよ俺は。しょお見たら元気になったから」
神「ははっ、そっか」
神と他愛も無い話をしながらみんなが来るのを待った。
高「でね…、あっ」
やっぱり疲れてたんじゃん。
そりゃあそうか。
仕事終わりに駆けつけてくれたんだもんね。
前に座る神は、いつの間にやら首をコクコク揺らして眠っていた。
高「じん、ありがと」
いつも感謝してる。
俺が心細い時、何も言わず側にいてくれるよね。
ほんと国彼なんだから。
高「しょお、早く起きよう?もう朝だよ」
早く目が覚めてほしい。
もちろん助かった事に安心はしたけど、実際に意識が戻らないとまだまだ不安がやってきてしまって。
高「はぁぁ…」
平「…かい…と…」
高「えっ!しょおっ!」
平「声、でけーよ…」
ずっと聞きたかった俺の大好きな声が耳に届いて、顔を上げたら紫耀が目を開けて俺の方を見ていた。
高「しょおっ。うっ…うぇぇっ…しょぉぉおーーー!!!」
平「ぐえっ!!苦しいって…」
神「…んー、、えっ!しょう?!起きてんじゃんっ!!」
平「お前も声でけーわ…笑」
思いっきり抱きついた。
よかった、本当にっ!
目が覚めてよかった…!
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ゆっぴー - やっぱり亮チン、キンプリメンバーに入れてください。 (2022年3月14日 22時) (レス) @page19 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - みのりさん» みのりさん、コメントありがとうございます(*^^*)ちびっ子しょうかいは思いつかなかったです。またちびっ子を書くときには挑戦してみます! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
みのり - ちびっ子しょうかいお願いします!!! (2020年5月25日 16時) (レス) id: 20782bc3da (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - ならやらわさん» ならやらわさん!感想ありがとうございます(*^^*)そう言っていただけてよかったぁ〜。またいつでもリクエストくださいね! (2020年5月21日 15時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
ならやらわ - リクありがとうございます!!とてもすきでした、! (2020年5月21日 15時) (レス) id: b15bbf4c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2020年5月6日 16時