俺らが紫耀を守るから21

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平野side

仕事終わり、みんなに「今日は海人と飯行くから」と連絡を入れ、店に向かった。

岸くんから、「俺も行きたい！」って連絡が来たから海人にどうする？って聞いたら、「今日はサシだからダメっ！！」ってよくわからないこと言ってた。



そんなに俺と飯行きたかったのか？

ついこの間、神も含めた３人で飯行ったんだけど。





そんなうちに店に到着。


送ってくれたマネさんにお礼を言いつつ、「飲みすぎるなよ」と喝を入れられ手を振って別れた。








平「はぁー…腹減ったー」

高「先にドリンク頼もうよ」



たまたまネットで見つけた店だったけど、個室もあるし落ち着いてていい感じ。



平「じゃあ乾杯しますか」

高「では、俺らの久々のサシ飲み会に、かんぱぁぁぁい！！」

平「乾杯！」



海人のよくわからないコールでグラスを当てて、グビッと飲み干す。



高「仕事終わりのハイボールはサイコー！」

平「それを言うならビールじゃないの？笑」

高「しょおだってサワーなくせにー」



未だにビールのうまさはよくわからないから、だいたいサワーやチューハイ系な俺。

先輩やスタッフさんとご飯行った時は付き合いでビールを飲んだりもするけど、まぁ弱いからね。
よくご飯行く先輩方やメンバーはそれを知ってくれてるから気持ちが楽なんだ。




高「何から頼むー？俺チヂミ食べたい！」

平「適当にパパッと頼んでいいよ。カンジャンケジャンもよろしく！」

高「はいよー！」



タッチパネルで海人が注文してくれて、きた料理を適当に頬張りながらいつものように他愛のない話を海人とする。



高「でねっ、岸くんが俺のプリンまで食べてさ、、」

平「くだらねー」

高「いやいや大事なことだから！」




そろそろ腹も満たされ始めた頃、待ちに待ったアレがやってきた。




店「お待たせしましたー、カンジャンケジャンです」

平「おーきたきた！」

高「なんかすげぇ！こんな感じなんだ！」

平「めちゃめちゃ美味そうなんだけどっ！」



期待以上に見た目が美味そう。


一掴みして口に運んでみる。



平「…うめぇっ！！やばいよこれ！」

高「俺も俺も！…おーー！うまいっ！」



初めてのカンジャンケジャンにテンションがさらに上がって、早速もう一皿追加。



平「海人も食ったことねーの？」

高「ないよ。初めて」

平「へー」

高「いや、聞いたくせに反応薄っ！」



海人は無視して、カンジャンケジャンを口に運ぶ。


まじでうまいわ。

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