俺らが紫耀を守るから21

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永瀬side

永「ん…」



もう３時やん…



永「交代しないと…」



体を起こし、紫耀の部屋へ。





永「優太代わ…えっ！！大丈夫か？！」

岸「あ、れんっ！」




部屋に入ったらまさに地獄絵図。




永「いつからっ？！」

岸「ずっと腹痛だけで、熱が出てきてたんだけど、少し前から吐き気が治らねーみたいで」

平「ゔっ、おぇぇっ…げほっゴホゴホッ」

永「しょお、大丈夫や。全部出してしまおうな」



紫耀が床に座ってゴミ箱に吐き続けてて、優太が背中をさすってた。

間に合わんかったんか、床が少し汚れてる。



デコには冷えピタ。
熱出てきた言うてたもんな。



永「俺もさするわ」



優太と代わって背中をさするけど、震える背中がまあ熱い…



永「熱何度？」

岸「さっき測ったら上がってて、３８.４」

永「もうそんなか…」



紫耀は一度熱が出ると上がるのが早い。
この感じじゃ３９度乗るんも時間の問題やな。





岸「実はじんもさ…」

永「え？」

岸「あいつも胃腸炎になったみたいで…」

永「はぁっ？！」



そういえば神も付いてたはずやのに姿が見えへん。



岸「いま玄樹が見てくれてる。少し熱が出てきたらしい」

永「まじかよ」




２人も胃腸炎って…




平「けほっ…はぁ…ごめっ…」

永「あっ！もう治った？」

平「うん…」

永「横なろうな」



水でうがいをさせ、水分補給させてからベッドに横にさせた。



永「寝れるようなら寝ちゃいな」

平(コク)



少しして寝息が聞こえてきた。
よかった、落ち着いて。




岸「れん助かったわ」

永「いや、もっと早よきたらよかった。優太ありがとな」



寝てる間にこんなことになってたなんて。



永「俺らはマスクしよう」

岸「あっそうだな」




マスクをつけ、汚れた床をパパッと掃除した。





永「ちょっとじんの様子見てくる」

岸「おう」



まさか神までとはな。









ガチャ


永「玄樹、じんどんな感じ？」

岩「あっ、れん。腹痛が酷いみたいでずっとうんうん唸ってて…」



布団の中で、お腹を抱えて丸まってる。



永「熱は？」

岩「３７.７だった。腹痛だけで吐き気はないみたいなんだけど」

永「まさかしょおに続いてじんまでなるとはな…」

岩「ね…」

永「とりあえず玄樹もマスクしよう。うつる可能性もあるから」

岩「あっ、そうだね！」

永「海人起こしてくる。この感じ、夜間救急連れて行った方がええやろ」

岩「だね。お願い」



朝まで待たれへんわ。

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