俺らが紫耀を守るから20

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岸side

なんとかMCを４人でつないでるけど、そろそろ限界。

ティアラたちは、なかなか戻らない２人におかしいと気づき始めているようだ。

顔が強い２人が抜けてるわけだからな。
それはそれで仕方ないんだけど。




高「えーー…じゃあ岸くんなんか面白いことやって」

岸「うおぇっ？！なんでよっ！」

岩「なんなのその声笑」

神「ではモノボケでもどうぞ」



みんなも限界だったのか、投げやりな俺いじり。
まぁやるけどさぁ…、雑じゃね？




岸「えぇー…じゃあー…」



とりあえずここは適当にこなして、未だ戻らない２人の帰りを待つのみ。






岩(岸くんもっとなんか！)

岸(俺もう限界だって！)

高(じゃあ国民的彼氏っ)

神(俺はそういう担当じゃないから)



話しながらも、もうアイコンタクトでも会話できる俺たちは、表面と裏でのダブルトークをこなす。



やばい…なんか…、、





岸「あっとー…あっそうそう！そういえば…永『おまたー！』…おおっ！戻ってきたかぁっ！」



無理やり絞り出した話をしようとした時、待ちわびた廉の声がして、会場を黄色い歓声が包んだ。

まじでネタ切れだったから助かった…




岩「遅いよー。どれだけトイレこもってたのさ」

永「まぁええやん。な、しょお」

平「あっ、、ね？」

高「しょうれんエモっ！！肩抱いちゃってエモエモー！」



そう。
ファンが選ぶ推しコンビナンバーワンでもあるしょうれんが肩を組んで登場。
そりゃあ悲鳴が上がるだろうよ。



神「一緒にトイレ行ってたの？」

永「トイレでたまたま会ったんよ」

平「ね」

神「んなバカな笑」

高「どんだけ仲良いのさー！」



なんとかこの場を盛り上げようと頑張って話してるけど、紫耀の顔色はかなり赤いし声も掠れてる。

恥ずかしがり屋の廉が自ら紫耀の肩を抱いているってことは、それだけ紫耀の状態がやばいってことだよな。



岸「なぁれんっ、しょう大丈夫なの？」



マイクを離して廉に耳打ちすると、険しい顔とともに「大丈夫。俺がフォローするから」と強い眼差しを返された。



岸「でも…」


隣で肩を抱かれている紫耀は、廉が肩を支えてるからなんとか立ってるけど、、目はウルウルしてて結構辛そう…


大丈夫…だよな…




岸「えーでは、後半戦にいきますか」

神「盛り上がる準備はできてるかなー」



紫耀が心配だけど、今はライブ中。
ファンを一番に考えないと。



岸「しょうっいくよ！」

平「…うんっ」



後半戦が始まった。

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