俺らが紫耀を守るから20

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永瀬side

永瀬「しょおが…どうかしたんですか？」

マ「今朝、珍しく寝坊してきたんだけど…なんか…様子が変っていうか…」

永「変って…どんな風に？」

マ「あっ、えっと…ずっと謝ってくるんだよ。小さい声で、ごめんなさい…ごめんなさいって」

永「でも寝坊したなら謝るんは普通っすよね？」

マ「いやそれが、、普通じゃないっていうか……俺が、もう大丈夫だからなって言ってもずっと、ごめんなさい…許して…って言ってて」

永「…」



たしかに最近おかしいのはみんな気づいてる。
でも本人の口からちゃんと言って欲しくて、俺らもなんとなく聞けないままでいてる。



マ「永瀬？」

永「あいつ…最近おかしいんですよね」

マ「え？」



感じていた違和感をマネさんに話してみることにした。



永「ここ数日ずっと元気ないし、隈あるし、食べへんし、最近あんまり笑わなくなったと思いません？」

マ「…たしかに」



マネさんも流石に気づいていたらしい。
紫耀が声だして笑ってるのを見たのとか、もういつの話やろ。



永「俺らも気になってて、昨日もなかなか帰ってこーへんからみんなで待ってたんすけど、仕事が押したからって夕飯も食わんと部屋行ってもーて」

マ「仕事？」

永「なんか夜に急遽取材が入ったんすよね？」

マ「え、待って。昨日の夜に取材なんて入ってないよ」

永「…は？やって…しょおが急遽取材が入ったからって…」

マ「昨日だよね？全員での仕事の後は何もないよ」

永「うそやろ…」




マネさんの話に言葉を失った。

やって、仕事やったって。
ほんまやな？って聞いたら「うん」って。

あれは、嘘やったん？




やとしたら、３時間もなにしてたっていうん？





永「嫌な予感がする…」

マ「本人に確かめるしか…」

永「…マネさんっ！今日ってしょおは何時までですか？」

マ「あっ、えっとね…１８時だね」

永「場所は？」

マ「Bスタ」

永「俺、今日１７時までですよね？終わったらBスタまで送ってもらえますか？」

マ「わかった」



紫耀に何があったのかは分からないけど、ちゃんと確かめた方がいい気がする。

手遅れになる前に。



マ「じゃあまた迎えにくるから」

永「頼みます。しょおには俺から連絡してみますので」

マ「うん、頼んだ」



本当は今すぐ紫耀のところに行きたいけど、仕事があるから。
プロなんやからちゃんとしないと。



「これみたら連絡して」っとだけメッセージを送ってスマホをバッグにしまった。

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