俺らが紫耀を守るから20

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中島side

おはようございまーす、と軽快に挨拶をして現場入り。


ス「中島さん、平野さんは大丈夫、、そうではないですね」



スタッフさんが俺の胸でスヤスヤおねんね中の紫耀を覗き込んできた。



中「まだ熱があって、抱えたら眠っちゃったんですよ。あっ、監督！今日はアクションシーンないですよね？」

監「あーそうだね。ただ立ちっぱなしのシーンがあるけど…大丈夫かな」

中「途中休ませながらでお願いします」



監督やスタッフさんと紫耀の撮影シーンに関して軽く打ち合わせをして、俺は抱えたままの紫耀を控え室に連れていった。



中「少しここで寝ててくれな」

平「うーん…」



スタッフさんが敷いてくれた布団の上に寝かせて、俺から支度部屋へ。









中「で、その時に俺が……ん？あー…ちょっと電話出ていいですか？」

ス「あっどうぞ」



スタイリストさんたちと楽しく会話してたら電話がなって、画面見たらあいつ。



ス「私たち席外しましょうか？」

中「あー全然！何も問題ないので笑…はーいもしもし？」

(あっ！健人くんっ！)




声デケェ笑



中「はいはい、そうですけどどうされました？」

(どうされましたって！全然連絡くれないから！)

中「あーごめんごめん」



連絡必須だったんだ笑
それ知らなかったわぁ。



中「うんうん、えーと、今日の１８時くらいに東京駅着くから。大丈夫だって。はいよ、じゃーな」

ス「すごい仲よさげでしたけど、メンバーさんですか？」

中「あー笑 ママです」

ス「はっ、えっ？！ママ？！」

中「はい笑」



ママさんと仲いいんですねー、とか聞こえてくるけど、まぁそういうことにしておこう。



ス「次は平野さんなんですけど…」

中「俺連れてきますよ。待っててください」



支度を終えて紫耀がいる控え室に戻ると、落ち着いて眠れてるみたい。



中「紫耀ー、準備するぞー」

平「んー…はぁい」



寝ぼけながらも返事するのが可愛くて、よいしょっと抱き上げてメイク室へはこぶ。



中「メイクするよー。俺が押さえてるんでメイクお願いします」

ス「わっ、わかりました！」



座らせてもグラグラ危ないから、俺が隣から紫耀の体をおさえて固定。

着替えはほぼ俺がさせて、少しづつ目が覚めてきたらしい紫耀を再び抱えて位置についた。



監「次郎、大丈夫か？」

平「はいーっ、次郎ー頑張りまぁす！」



なんか酔っ払いみたいだけど、大丈夫か？

とにかく俺がフォローしてやらないとだな。

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