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平野side
平「ふぅ…」
中「紫耀、もういいのか？」
平「あっ、、えへへ、そんなにお腹空いてなくて」
中「…」
笑って誤魔化そうとしたけど、真剣な表情の健人くんに見つめられてそのまま俯いた。
健人くんに心配かけたくないし、みんな疲れてるんだから俺だけじゃない。
不調は自分の体調管理ができてないせいなんだし。
体はどんどん重くなってるけど、こんなの耐えられないとダメだよね。
平「……ぇ！」
突然額に冷たさが走って顔を上げると、健人くんの手が俺のおでこに当てられていた。
平「健人くん…？」
中「…はぁ…紫耀、、気分は？」
平「へ？」
中「今の気分は？」
平「…えと、、大丈夫です」
中「そっか…。これから撮影再開するけど、限界来る前にちゃんと俺に言って。一人で我慢しない。わかった？」
平「…はい」
健人くん、気づいてる。
俺の体調に。
いつもの笑顔で「よしよし」と頭を撫でられた。
ほんと健人くんは優しいな。
そのまま休憩は終わり、撮影再開。
アクションシーンは少しになったけど、体は徐々に重くなっていってるから何も変わらない。
平「はぁ…はぁ…」
中「…あの、少し休憩入れてもいいですか？」
監「じゃあ５分休憩にしよう」
中「紫耀おいで」
膝に手をついて必死で酸素を取り込んでたら、優しく手を引かれて廊下の隅に連れてこられた。
平「はぁ…け、、んと…くん？」
中「やっぱ熱上がってんな…。気持ち悪いとかはない？」
平「ハァ…ハァ…(コク)」
中「ここ少し座りな。背中さすっとくな」
ベンチに座らされて、優しく背中をさすってくれる。
平「ごめ、、なさ…」
中「なんで謝るの？紫耀は頑張ってるよ」
あー、なんでこんなにいい人なの。
今の弱ってる体と心だと泣きそうになっちゃう。
中「落ち着いた？あと少しだから頑張れ」
平「はい…」
スタジオに戻り、もう必死でお芝居をこなすだけ。
あれ…だんだん目の前が霞んできた…
あと少し…
あと少しだから…
監「ここはもっとこう…」
中「はい。じゃあこっちにしてみますか？」
健人くんが、、２人…見える…
中「…で、、ん？紫耀？」
平「はぁ…はぁ…」
ちゃんと、健人くんに、言わ、、なきゃ…
平「けん、と、、く……(ふらっ)」
中「紫耀ッッ！！！」
そこからはもう覚えてない。
最後の記憶は、目の前が歪んで膝から崩れ落ちたところまで。
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晴はる(プロフ) - すいさん» すいさん、リクエストありがとうございます！そう言っていただけると頑張って書く甲斐があります！リクエスト承知いたしました(*^ω^*)お話考えてみますね♪ (2020年4月12日 22時) (
レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
すい - はじめまして。もし良かったらリクエストで、紫耀くんが体調最悪な中立ちっぱなしの撮影だったり、長時間の打ち合わせを頑張るお話をお願いしたいです！不謹慎でごめんなさいですが弱った紫耀くんが可愛くていつもお話楽しみにしています。更新頑張ってください！ (2020年4月12日 22時) (レス) id: 3a7c2bc116 (このIDを非表示/違反報告)
ジェシーの右腕 - 晴はるさん、ありがとうございます。ズドン (2020年4月12日 15時) (レス) id: c213881b7f (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - ジェシーの右腕さん» ジェシーの右腕さん、リクエストありがとうございます！ジェシーの口調はそんなに詳しくはないんですけど、ジェシーと紫耀くんコンビは私も好きなので、お話考えてみますね。 (2020年4月11日 22時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - まなみんさん» まなみんさん！初コメとリクエストありがとうございます！！一話からだなんて、長い時間をこの小説に注いでいただけてとても嬉しいですっ…！リクエスト承知いたしました！お話考えてみますね。 (2020年4月11日 22時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴はる
| 作成日時：2020年3月17日 16時
