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平野side
ん…ここ…
白だけの空間。
平「みんな…?」
「しょーおー!!」
平「えっ?」
声が聞こえた方を振り向くと、ひまわりのように眩しい笑顔の海人が俺に手を振っていた。
平「海人っ!!」
そのまま駆け出し海人の元にいこうと、、してるのに…走っても走っても近づけない。
平「はぁはぁ…海人!!…はぁっはぁ…」
手を伸ばすのに…
なんで届かないんだよッ!
高「ねぇ、しょお」
平「はぁっ、…ぇっ?」
高「バイバイ、しょお」
平「かい、、と…?」
その瞬間、海人が目の前から消えてしまった。
平「やっ、、ぃやだっ!!海人ッ…はぁはぁ…海人ッ!…ぅわぁぁぁぁっ!!!」
__ッ__ょおっ__しょおっ!!
平「はぁはぁ…うっ…ぅぅぅ…はぁっ」
体を揺すられた感覚で目を開けた。
涙は止まることを知らずに頰を流れ続けてて。
神「しょうっ!大丈夫かっ?!」
永「しんどくないか?!」
じん…、廉…、
平「うっぅぅ…ゔーー…ヒック…」
永「大丈夫やからな。しょおは1人ちゃうよ。俺らがそばにおるから」
抱きしめられてトントンされてるのに、安心感なんて生まれてこなかった。
ただたださっきの夢が正夢なんじゃないかって。海人がいなくなってしまったらってその恐怖だけに支配されて。
神「しょう、ここがどこだかわかる?しょうの部屋だよ。さっき病院で脚の傷縫ってもらったけど痛む?」
永「しょお、なんか言って?頼むから」
二人の声は相変わらず遠くの方でしか聞こえなくて、悲しそうな顔をしてるということしかわからなかった。
・
カタカタカタ…
えっ、、
神「うそっ!!…またきたッ!」
永「地震やッ」
この揺れ、、覚えてる。
少し揺れ始めたと思ったら大きな揺れが来て、つまずいて足を怪我した俺は動けなくて、気がついた時には海人が…
海人ッ…
平「ハッ、、ぅぅっ…はぁはぁ…ケホッ、、ハッ、、ハァハァ…」
永「しょお?」
ダメッ…
はやくっ、、はやく逃げないとッ…
平「ハァッハッ…ケホケホッ…うっ、ハァハァッ、、はぁっ、、はぁはぁ…」
神「しょう落ち着いてッ…大丈夫だよ。もうおさまったから」
早くッ、、
ままならない呼吸のままベッドから飛び降り、止めようとする二人をかき分け部屋から飛び出した。
足が痛む気がするけど、そんなの今はどうでもいい。
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晴はる(プロフ) - 千夏さん» 存分に楽しんできて! (2019年9月30日 1時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
千夏 - 晴はるさんのおかげで頑張れる気がします!それと存分に楽しんできますね(≧∇≦)b (2019年9月28日 14時) (レス) id: eaba03314e (このIDを非表示/違反報告)
千夏 - そうなんですね!私は長崎と熊本にいきます。グリーンランドと原爆資料館とカステラランドに行きます!私お化けだめなんですけど同じ班の男子が1番怖いお化け屋敷に行くとか言って(ToT)他の班の仲のいい女子もつれていきます!頑張ってきます! (2019年9月28日 14時) (レス) id: eaba03314e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 千夏さん» 修学旅行かー!懐かしい笑小学校の時は長野にスキーでした!それはそれで楽しかったけど。小学校の修学旅行は一生に一度だし思いっきり楽しんできてね♪ (2019年9月28日 12時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
千夏 - 晴はるさん!毎日更新本当にありがとうございます(*^▽^*) 私明日から1泊2日の修学旅行に行ってきます!その間この小説が見られないのがとっても悲しいです!もう帰ってきたらばんばん見ますね!ところで晴はるさんは修学旅行どこに行きましたか? (2019年9月28日 10時) (レス) id: eaba03314e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2019年9月8日 13時