俺らが紫耀を守るから11

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永瀬side

キャーーーーー！！



なんとか繋いでくれてる。
みんなありがと。



平「はぁはぁ…ゲホゲホッ…はっ…ぅぅ…はぁっ」

永「しょお、大丈夫大丈夫。焦らんでええからゆっくり呼吸して」


俺と裏にはけた瞬間、限界やったんかそのまま膝から崩れ落ちて過呼吸を起こした。


触れたらめちゃめちゃ熱い。
これ相当高熱でとるわ。

冷えピタを貼り、スタッフさんが氷のう当てて体を冷やしてくれてる。


ようここまでやりきったで。
歌もダンスも何も違和感なかった。
やっぱそういうところすごいと思う。



平「はっ、、はっ、はぁ…れぇ…ごめっ…ひっ…はぁ、、」


紫耀は高熱な上に過呼吸やから軽くパニックになってて、早よ落ち着かせたらなやばい。



永「大丈夫やから。１人ちゃうよ」

ス「永瀬くん、これ酸素！」

永「あざっす！」



スタッフさんが小さな酸素缶を持ってきてくださって、紫耀の口にあてる。


永「苦しくないよ。ゆーっくりスーハーしてみて」

平「スゥっ…ケホッ…はぁはぁ…ハー…はぁっ」

永「できてるできてる」



しばらく呼吸を促し続け、背中をさすった。



平「はぁ…はぁ…」

永「落ち着いたな。水飲もう」



過呼吸はなんとか治った。
ただ問題は熱や。

これで後半持つんか？

顔も真っ赤やし、声もかすれてきてる。
今の過呼吸がさらに体に負担をかけたんや。



ス「永瀬くん！そろそろMC終わる！」

永「あっ、でも、、平『れっ…』しょお？」

平「俺なら…大丈夫、…やりきってみせる、、から」

永「しょお…、、、わかった。でも絶対しんどなったらはけて休むこと。いいな？」

平(コク)



永「みんな、繋いでくれてありがとう。今からしょおと戻る」


心配しているであろうみんなにイヤモニで伝え、紫耀を支えながら歩き出した。



永「いくで」

平「うん」




永「みんな待ったー？」

平「遅くなっちゃった」

テ「「キャーーーーー！」」

岸「おせーよー！イケメンコンビいないともたねーから」

高「ちょっと岸くん！キュートコンビがいるじゃんかぁ！」

岩「なんか恥ずかしくなってきた…」

神「海人こだわるねー笑」

テ「「あはははは！！」」


みんなのおかげで自然に戻れて「絶対やり抜くぞ」とアイコンタクトを交わす。



６「「コク」」



平「えー、…次の曲はですね…」



紫耀の映画主題歌から後半が始まった。


大丈夫。
ここまで来れたんや。

みんなで力を合わせて紫耀を支えれば、きっとやりきれる。

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