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平野side
平「っ…」
体のだるさで目が覚め、辺りを見回した。
どうやらベッドで横になっているらしい。
確か…先生が渋い顔をしながら治療法を提案してくれて、俺はすぐに首を縦に振った。
でも廉は副作用のことで少し渋っていたらしく、手を握ってまっすぐに目を見つめたらやっと了承してくれて、それからすぐに注射を受けた。
副作用くらい大丈夫だろうと軽く考えてたけど、意外とすぐに現れ出して、体のだるさと熱っぽさに気づいた廉がおんぶしてくれたんだっけ。
平「ケホっ…」
はぁ、、だるい。
でもこれで声が出るようになるなら耐えられる。
せっかくファンのみんなが俺たちのために時間を割いて来てくれるんだ。
絶対に楽しんで帰ってもらいたい。
それにメンバーにも迷惑かけたくないし。
ってもうかけてんじゃん…
俺って限度を知らないっていうか…ほんとバカ。
平「ケホッ…ケホケホっ…」
永「しょお、大丈夫か?」
あれ、廉いつからいたんだろう。
永「俺はずっとおったよ?」
えっ、なんで考えてることわかったの?
永「なんでわかったん?って顔やな笑 しょおは顔に出やすいからすぐわかるわ」
平「ふふ」
さすが廉。
俺も廉のことは顔見たらすぐわかるけどね。
永「結構副作用出てきてるな。熱も…うーん、、明日までに下がるやろか。ほんまに注射受けてよかったん?」
平(コク)
永「まぁそういうと思った。まだ夕方やしとりあえず明日まで時間はある。それまで寝て体をしっかり休めよな」
平(コク)
廉には本当に迷惑かけちゃった。
ちゃんと話してよかったな。
永「ほら、寝るよ」
お腹をトントンされ、熱のせいもあるのかすぐに瞼が落ちていった。
・
永「しょおー、しょお起きれる?」
平「ケホッ…_ぇ、、ん…」
永「ッ!…もう一回!!」
平「コホっ…れ、、ん」
永「よかった…」
声が出る。
廉も安心したのか床に座り込んだ。
永「あの薬すげーな。あっ、でも熱はまだあるからムリは禁物な。もう朝なんやけど、30分後にマネさんが迎えにきて会場に移動するよ。しょお荷物とかまとめてある?あっ、声は出さずメモして教えて」
スマホに打ち込み伝えると、タオルとか替えの下着とかパパッと取ってきてリュックに詰めてくれた。
平「れん…あり…がと」
永「いいえ。でも今は無理に声出さない。本番まで温存な」
平(コクン)
30分後、廉に抱えられたまま車に乗り込んだ。
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晴はる(プロフ) - ゆっぴーさん» ゆっぴーさんコメントありがとうございます!もしかして6章とかにもコメントくださってました?及川亮くんをどの形で入れるか結構難易度高いところなんですけど、タイミングを見て書けそうなら書いてみますね!期待はしないでくださいね笑 (2022年3月10日 21時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー - どのタイミングでも良いので、キンプリメンバーに及川亮クンを入れてください。 (2022年3月10日 21時) (レス) @page2 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - 千夏さん» 千夏さん!感想ありがとうー(^^)そう言ってもらえてよかったです…(^。^)また長くなってしまったけど…笑 リクエスト待ってます! (2019年11月7日 23時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
千夏 - 晴はるさん» 晴はるさん!お久しぶりです!リクエスト書いてくださりありがとうございました!私自身も花粉症がひどいので……蕁麻疹は苦手と言っていたのに書いてくださりほんとにありがとうございます^_^またリクエストさせていただきます!その時はお願いします!! (2019年11月7日 21時) (レス) id: eaba03314e (このIDを非表示/違反報告)
晴はる(プロフ) - yuuuuさん» 承知いたしました!!お返事いただきありがとうございます(^^)頑張りますね♪ (2019年11月7日 19時) (レス) id: 2b7aa7cd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴はる | 作成日時:2019年10月25日 6時